「なんで言わないでって話した事を言ったの!!」




森田「別に、私にその情報需要ないし。




「需要ないなら、尚更言わなくてもいいじゃん!!」グスッ




森田「はぁー、どうせ私以外にも言ってるんでしょ?
それに、本当に言われたくない事は、誰にも言わない方がいいと思うけど」








「…もういい。ひかるのこと見損なった」








森田「あっそ」









「信じてたのに、、、」





 





ほんとにめんどくさい








"信じる"とか、、








こんな私なんかを信じるからだよ









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




松田「ひかる、まぁーた女の子泣かせたの?」



森田「泣かせたというか勝手に泣いた」




松田「はあ、どいつもこいつも、ひかるを信じるからこうなるんだよ。ま、私もだけどねぇ〜」





森田「別に仲がいい訳でも無いのに、勝手に信じて、裏切られて泣いて、馬鹿みたい。」


松田「あー本当辛辣ー」



森田「辛辣ですいませんね」
 





松田「なんでひかるは広く浅くの付き合いが出来ないかなぁ〜」





森田「疲れるじゃん」






「わざわざいい人ですよって仮面かぶって、ただその人の横にいるだけ。楽しい?





松田「確かに。全然楽しくないわ」






森田「でしょ?」






松田「ひかるはさ私と居て楽しい?」






森田「松田は楽しいよぉ〜笑」





「何年の付き合いだと思ってんのー」







松田「ひかるは私と天ちゃんだけには素を出すもんね笑」






森田「あったりまえよ!2人の事は信じきっちゃってるから笑」






松田「でも素を出せて落ち着けるならいいね」






森田「そうそう!ほんとそう!楽よ〜」






天「ひかるー!😭」







森田「どしたの?!天ちゃん」






天「もう女子なんてきらぁーい😭」







松田「これは女子にからかわれたんだな🤔」







森田「そうなの?」
天「コクコク」







森田「可哀想においで!」






天「んんぅ😭」ギュッ







松田「天ちゃんは甘えん坊だよね〜ほんとに同い年なのか?」







天「松田うるさぁーい😭」







森田「松田!黙って!」






松田「は、はい!」








森田「天ちゃん落ち着いた??」








天「うん🥺落ち着いた」






森田「よしよし」








天「そういえばさ、今日転校生が来るらしいで」







松田「いや切り替え早っ」








松田「でもそれ私も聞いた」







森田「え、そうなの?」






天「うん」







ガラガラ






先「おーい席つけー」






「突然だが、転校生を紹介する」
「ほら中入れ」






?「はい」





?「大阪から転校生してきました。田村保乃って言います」





「気軽に話しかけてくれると嬉しいです!これからよろしくなぁ!」










か、かわいい…














私は初めて、自ら友達になりたいと思った。








最初から、この人には素を出せる。この人は信じれると思った。







先「じゃあー、森田の隣の席空いてるからそこに座れ」







田村「はい!」








え?え?私のとなり?






そんな、神様はいるんだな、








田村「えーっと、もりたさん?」





森田「あ、はい、も、森田ひかるって言います…」





田村「私田村保乃って言います!保乃って呼んでくれると嬉しいなぁ〜」






森田「あ、じゃあ保乃ちゃんで






田村「はーい笑じゃあ森田さんはひぃちゃんやな」









森田「ひ、ひぃちゃん??」








田村「ひかるやろ?ならひぃちゃんが可愛ええ」






森田「確かに。悪くないですね」








田村「じゃあ敬語無しで。よろしくな?ひぃちゃん!」






森田「よろしく!ほのちゃん」








そんなこんなで私はほのちゃんと友達になる事が出来た。











そこからというもの、早いもので、ほのちゃんは天とも松田とも打ち解けて






今ではすっかり4人でずっと居るまでの仲に








休憩時間も、お昼時間も、放課後も、
何もかも4人で居た







特に私は、天や松田よりもほのちゃんと居る時間が長かった







ほのちゃんの事が大好きだった。







恋愛的の好きでもあるし、友情の好きでもあるという少し難しい感情だった







でも、とにかく、この人なら信じてもいいって
この人なら身を委ねてもいいって。







心のそこから思っていた。信じていた。












"私は"信じていた。













るん天