ブエナビスタVSアパパネ。激闘を制したのは内に秘められた距離やコース適性だったのが1つの勝因であったはず。


キングカメハメの最初の子供たちがデビューして数年が経とうとするが東京競馬場での強さが際立つ。それは、東京競馬場で行われるレースがビックレースが多い故に産駆が勝った時の印象が色濃く残っているからかもしれない。


オークスが例年桜花賞組が好成績を残している中、ダービーも皐月賞組の好走が目立つ。特に今年の皐月賞は東京開催。オルフェーヴルやサダムパテックが人気の方棒を担ぐのは間違い無いだろうが、何もこの2頭だけが競い合うのではない18頭の出走枠があるんだから18通り以上のストーリーがある。

また、今週末は雨予報。それを考えれば新種牡馬の登場で自然と窓際に追いやられた東京巧者の逆襲があるかもしれない。


キングカメハメハ産駆が登場する前に俄かに猛威をふるっていたのがタニノギムレット産駆。


初年度産駆からはウオッカがダービーを制し、翌年はスマイルジャックが2着。共に東京巧者として素晴らしい適性ぶりを発揮し、2009年の東京競馬場で行われたほとんどの芝重賞レースの掲示版にはタニノギムレット産駆の馬がいた。


ただ、産駆が満遍なく活躍するのではなく1頭の馬が突出して強さと存在感をアピールするのがタニノギムレット産駆のアピールポイントであるなら、キングカメハメハ産駆は競馬場コース問わず、産駆達が「安定的」な強さが評価され現在の種牡馬ランキングの至るのだろう。


しかし、今回は目の上のたんこぶのキングカメハ産駆の1頭しかいない。また、新種牡馬のディープインパクト産駆は道悪未知数。

道悪巧者でも知られるタニノギムレット産駆にとって一発逆転ホームランが狙える数少ない舞台設定ではないだろうか?


その命運を託されたのが、京都新聞杯を制してダービーの切符を手にしたクレスコグランド。


あまり陽の当たらない地味なローテーションでここまで賞金を加算してきたわけだが、表舞台で活躍してきた馬に見劣りしない血統。

この馬の伯父さんはマンハッタンカフェ。人気が無さそうな上、血統がしっかりしているのはまさにダークホースにふさわしい馬ではないだろうか?


騎乗の浜中騎手も国内外のトップジョッキーが揃うダービーの舞台なら人気にならないはず。


一発逆転ホームランを放ってかつて猛威をふるっていた父親の地位を取り戻してほしい。