こんにちは。
ノースウォッチ砦の待ち合わせ場所を探している、
ニャン吉です。
ちなみに、俺の後ろにある建物がノースウォッチ砦なので、今回は迷わずに来たはずですが、
おかしいな。
いったいどこに・・・。
「おい(コソコソ)」
え?なんですか?
「おい、ニャン吉(コソコソ)」
声はすれども姿は見えず。
「テメー、ほんとは分かってんじゃねーのかよ(コソコソ)」
有志を募って来たんですね。
「おう、相手はサルモールだからな。仲間は多い方がいいだろ(コソコソ)」
「コッソリと行くぜ(コソコソ)」
そうですね。
見つからないようにしないと。
・・・・・・と、言っているそばから、
コッソリと・・・って、言ってませんでしたか?
なんだか、サルモールよりもアヴルスタインさんと仲間たち(俺除く)のほうがうるさいような気が・・・?
「気のせいだ(コソコソ)」
とか言いながら、やっぱり、
さらに、
おいおい。
その他にも、
「うん?」
「危ない!!」
「気を付けろ!!」
うん、言いたいのはよく分かる。
武器を振りかざすのは危ないよな。
何か言いたそうにしている仲間がいれば、会話を促したくもなるもんさ。
でもさ、今現在、ソラルドさん救出作戦遂行中だ。
なんつーか、お前ら、
いやまあ、賑やかなのはいいことだけど、空気読もうよ。
相手はハイエルフだよ?
しかも、かなりヤバいサルモールだよ?
魔術が強力だよ?
見つかる前に倒しちゃった方が、こっちの被害は少ないでしょ?
なんで自分から見つかってんの?
・・・・・・コッソリは諦めて、正面突破に方針を変えました。