こんにちは。
モヴァルスの隠れ家で大金GETを夢想している、
ニャン吉です。
小銭入れはなくとも、何か換金できるものがあればいいのですが。
せめて酒代くらい持っとけよ、と思いますが、こんな場所で引きこもりしていると、世間のトレンドはどうでもよくなるのでしょうか。
いい若いもんがそんなことでいいのか。
おっといかん。
話がどんどん脱線していく。
ここへは金策に来たんだった。
しめしめ。
どうやらこちらには気付いていないようです。
小銭GETのついでに、スリスキルのUPを試みてみましょう。
おかげで全然スリの熟練度が上がってません。
あ、なんだコイツ。
吸血鬼の使徒じゃないか。
てことは、ここにいるのは吸血鬼か!!
これは懐具合も期待できるのでは・・・。
「そこにいるのは誰だ!!」
あ、やっべ!!
バコッ!!
「いった・・・!!おのれ、猫・・・め・・・ガクッ」
やはり、慣れないことはするもんじゃないですね。
思わず後頭部をグーで殴っちゃいましたよ。
さてと、では持ち物検査をば。
さあ、貴方のポケットを拝見致します。
7ゴールドだと?
シケてんな!!
その後も何人かと遭遇しましたが、
ほとんど持ってるゴールドは一桁です。
やはり、吸血鬼だからといって、高給取りとはいかないようです。
寿命的に高額の骨董品とか貯め込んでると思うんだけどなー。
おや?
どうやら気付いていないようなので、スリを試みてみましょう。
ではお休みなさい。
パコーン!!
「ギャッ!?」
ふう。
75ゴールド持ってました。
そうですか。
従業員ランクが上がるにつれて小金持ちになるんですか。
では社長クラスはいかほどお持ちなのでしょう。
気合いが入ります。
食堂のような部屋に入ったので、敵を排除した後テーブルに近づいてみれば、
キャホーーー!!
ありがとうございますっ!!
全部回収させていただきます!!
・・・あれ?
でも社長クラスがいませんね。
どこに隠れてやがるのか。
ちょっと探してみましょう。
どうも落ち着きのない人ですね。
ひたすら歩き回ってます。
おや、止まった。
ではでは、
「あ、テメッ!!上等な毛皮の絨毯にしてやろうか!!」
遠慮しますっ!!
とうっ!!
ドカッ!!
「・・・至近距離から・・・クロスボウ、とは・・・ガクッ」
ふう、危ない危ない。
さて、ポケットに手を入れさせていただきますよ、っと。
・・・・・・!!
ざけんな、お前!!
ゴールド持ってなくて、どうやって生活すんだよ!!
「フ、フフフ・・・、私のゴールドは、すべて・・・ある物の、購入資金に・・・なった・・・」
なんだと!!?
「そこの・・・棚を、見てみろ・・・」
え?
「フッ・・・好きなのを、持って行くがいい・・・」
いや・・・いらないや。
「お前・・・私の渾身の、コレクションを・・・」
いや、なんか犬が好きそうだけど、俺猫だから・・・。