こんにちは。
墓地の入り口で、気分がすっかり後ろ向きになっている、
ニャン吉です。
ええ、そうですとも。
武者震いです。
断じて恐怖心からではない!!
しかし。
こ、恐いものは恐いんです!!
ここでジッと我慢の子とか、どんな罰ゲーム?
肝だめしには時期が早いよ。
ていうか、隠れる場所を探さなきゃ。
取り敢えず柱の陰に・・・よし。
・・・・・まだかな?
もしかして、時間が早かった?
よもや、真夜中に墓参りするような、心臓の強いヤツじゃないよな?
つか、俺の心臓が持たない。
お願い、早く来て!!
・・・・・ん?
女性ですね。
ん~・・・顔が分かりません。
ちょっと移動して・・・。
ん~・・・?
分かるような、分からないような。
よし。
思いきって近付いてみちゃえ。
あ、名前が・・・。
・・・・・誰だっけ。
覚えているような、いないような・・・。
いいや。
取り敢えず、エイドリルさんに報告です。
なぜこの衛兵さんはこんなにも近いのだろう。
俺、何もしてないんだけど(まだ)。
そりゃ、酒癖悪かったかもだけど。
た、頼む。
真相を教えてくれ!!
どうしてそんなに近いのかを!!
「うぉっ、貴様近いぞ!!」
「むぅっ、さては私の鎧の素晴らしさをよく見ようとしていたのか?それならそうと言ってくれれば・・・・・」
・・・・・。
いや、そんなことないから。