20240721「人材不足なのに報酬減額 訪問介護現場で悲鳴「実態見ていない」「もう限界」 | 前山和繁Blog

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このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

人材不足なのに報酬減額 訪問介護現場で悲鳴「実態見ていない」「もう限界」

 

 

以前から書いていることの繰り返し。

 

医療従事者と介護職の人々と公務員の人件費を現行の2倍にすれば、政府による労働力の買い占めになり日本の平均所得は上がる。

 

すぐに人件費2倍が無理でも数年間で現行の2倍になるような速度で賃上げするとしてもかまわなない。

 

それから、これも以前どこかで書いたが日本全国に介護タワーとでもいえるような高層建築を建てて、医療、介護職の人々の移動の手間を減らすということもしてほしい。高齢者向けの公共事業も予算を多めに付けられるなら生産性が上がる。

 

首都圏以外の地方は高齢者人口に対して医療従事者及び介護職の人々の絶対数が少なく、その人々に過重な負荷がかかっている。しかし首都圏内の高齢者人口はまださほどでないから首都圏内中心に活動しているメディアに携わっている人々は事態の深刻さが飲み込めていない可能性がある。

 

日本全国で進行中の少子高齢化社会の問題の深刻な部分に直面している地方の人々の苦境は主要メディアに伝わりにくい。しかし事実として日本の人口の大部分は首都圏の外側にあるから高齢者を介護する立場の人々の苦境は継続している。この問題の伝わらなさを特に首都圏在住の人々に伝わるようにするにはどうすればいいのか簡単に答えが出ない。

 

https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001211181.pdf

 

 

 

 

*

 

英語が苦手な私が、今になってようやく気づいたこと。

 

Jimmy Carter による1979年の名スピーチ Crisis of Confidence

 

 

It has been an extraordinary ten days, and I want to share with you what I've heard. First of all, I got a lot of personal advice. Let me quote a few of the typical comments that I wrote down.

 

This from a southern governor: "Mr. President, you are not leading this nation -- you're just managing the government."

 

という部分がある。

 

南部の州知事からの意見の引用を私なりに翻訳するなら、

 

「大統領、あなたは、この国のエネルギー外交を導いているのではなく、政府を管理しているだけです」

 

ジミー・カーターが引用したという南部の州知事の意見にはエネルギー外交という言葉は直接的にはないが、このスピーチでジミー・カーターはエネルギー外交について語っているのだから、以上のように解釈するのが妥当と、ようやく気づいた。

 

そして米国の大統領がエネルギー外交を導くということは、場合によっては物騒な挙にも出るのだから、露骨にエネルギー外交という言葉を出せない場面もある。そういったジミー・カーターの言葉の選び方の慎重さが感じられるスピーチであった。

 

*

 

もしトランプが再度大統領になったとしても、トランプは米国のエネルギー外交を導くことなどないのだろう。トランプは短期的な利得にしか興味のない商売人。もしロシアの対米外交における利得がプラスになっても米国の対ロシア外交の利得がマイナスにならない限り、意に介さないのかもしれない。