20231221「須田慎一郎さんが解説『自民裏金疑惑』…これだけの態勢は異例中の異例。特捜部 | 前山和繁Blog

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このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

須田慎一郎さんが解説『自民裏金疑惑』…これだけの態勢は異例中の異例。特捜部は「相当本気」

 

 

 

私からすればいわゆる裏金問題は、できるだけ事実が明らかになってもらいたい問題。誰かに、どういった社会的制裁がされるかどうかにはさほどの関心はない。

 

二重帳簿をつけさせられていた人々が簿記会計の本来の技能を発揮できなくされていたというだけで気の毒という感想しかない。

 

報道に携わる人々が、個人の私的部分とは無関係な、全ての事実を報道しなければならない件で、そのうちの事実の一部を報じてはなりませんと、その場で抵抗できない人に指示されたら、おかしいと感じるだろう。

 

会計担当者に二重帳簿をつけさせるというのはそれに似たおかしさがある。

 

安倍派ということで消費税減税実現、そして金融緩和継続のための擁護をする人もいるという事情があるのだろうか。

 

*

 

日本の精神科医の絶対数は近年顕著に増加しつつあるが、それでも需要に対して絶対数がまだ足りていない。2022年時点で日本の精神科医は18000人。1000人のうち58人がASDで58人のうちカナー型を取り除けば1000人のうち36人がASDだとするなら日本にASDは432万人くらいいてもおかしくない。その人々の中に何らかの問題を抱えている人々を見ることができる医師は2023年現在、さほど多くないだろう。

 

当然のことながら精神科医はASD以外の人々の疾患も見なければならないから、現状はやはり精神科医が足りていないのである。

 

1982年に出版された精神科医向けの書物に中井久夫の『精神科治療の覚書』というのがある。その本の中に精神科医が足りていないという趣旨の記述がある。日本は近年になってようやくさほどの不足感を感じない水準に精神科医を増やすことができたのである。

 

しかし、現行水準ですら、やや精神科医が足りていない。

 

日本の医療制度というのはいまだに未完成な部分を多く抱え込んでいる、発展途上国的な量的な不足がいまだに解消しきっているとはいえない程度なのである。

 

医師が過剰供給されているという通念は間違いであるが飲み込んでいない人が多く厄介。

 

だから私は、医学部のもう一段の定員数増加、医療従事者を養成する教育の無償化の実施が望ましいと何度もしつこく書いている。

 

https://www.jmari.med.or.jp/wp-content/uploads/2022/05/RR126.pdf