シェブロン、ベネズエラで産油量が日量5万バレル増 米制裁緩和で
ベネズエラ関連のニュースは米国のYahoo!ニュースに頻繁に出現しているが日本で、さほど興味を持たれることはない。
米国人は距離の近いベネズエラへの関心が高いという事情もあるのだろうが、原油という資源確保への感受性が日本人と米国人とで全く違っているのが、日米のベネズエラ報道の頻度の差。
日本人は原油や資源への関心が希薄だからガソリン税等エネルギーへの税どうあるべきかという主張があやふや異なる人が多い。
日本は米国と比較するとどうしても豊かとはいえない社会なのである。自家用飛行機を所有している日本人は極めて少ないが、米国内の米国人ならそうでもない。
だから日本人で燃料が高いと所有している飛行機を飛ばしにくくなるから燃料への課税は低くしてほしいという意見が層を形成することがない。
日本は豊かな国かというと、さほど豊かでもない。しかし日本はさほど豊かでないという事実すら飲み込んでいない日本人は多い。
米国ならナサニエル・ホーソーンの『グレート・ストーン・フェイス』に登場するギャザーゴールドのようなとてつもないお金を持っている人がいたとしても誰も驚かないが、日本はそこまでの豊かな個人を想像できた人は少ない。
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玉木雄一郎が女性に支持してもらいたいというなら地上波TVの女性の視聴率が高めの番組に定期的に出演する。その他女性向け雑誌にも定期的に寄稿するなり対談等の記事に参加するという手間をかける必要がある。
以前も書いたように橋下徹や舛添要一がある程度名を知られる個人になったのはTV番組に長く出演し続けたからである。鈴木宗男や佐藤優も出版というメディアを中心に名前を売り続けた影響で、多くの日本人が2人の名前を知ることができた。
ことの善し悪しとは別に、何らかのメディアに長期間、登場し続けない限り、そもそも名前を知ってもらうことができない。
日本の女性の多くが、玉木雄一郎の名前を知らないのだから、女性向けのメディアに長期間登場し続けるしかない。
小泉純一郎、安倍晋三、あるいは小池百合子のようなスター性、カリスマ性、メディアを利用し名前を売るという技能は誰にでも備わっているということはないが、それでも政治家ならメディアを利用し名前を売るという手間を惜しんではならない。