前山和繁Blog

前山和繁Blog

てきとうな読書記録その他。勝手にどうぞ。引用などは作法を守っているのであれば、ご自由にどうぞ。

このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

このブログは読書感想文及び埋め草によって構成されています。

ところどころに間違っている箇所があります。間違いについてはなるべく直したいとは思っていますが、このブログ内のすべての間違いを修正することは無理ですのであらかじめご了承ください。

てきとうに読んでください。

社説:高市政権の岐路 分断と格差埋める方策こそ

 

 

 

 

 

私は近年様々な人々が口にしている衆議院の議員定数削減や中選挙区制への復活物語に触れてかなりの引っ掛かりを感じて、佐々木毅編の『21世紀デモクラシーの課題』砂原庸介の『大阪』を読んでその引っ掛かりを、ある程度説明できるようになった。そして今、御厨貴編の『変貌する日本政治』を部分的に読んで、どうしても議員定数を削減し中選挙区制復活をしてしまったら、かつての農村部の自民党を支持する有権者の1票の価値が高くなり、だから結局、自民党有利にしかならないと確認できた。

 

何度も書いたが、かつて地方が東京の富を再分配によって奪っているというような主張をしていて道路公団民営化を主張した猪瀬直樹は2026年現在、維新の参議院議員であるが、自民党の利得を最大化する議員定数削減と中選挙区制復活を主張する藤田文武を注意しなければならないはずなのに、なぜしないのかをメディアの記者がしてほしい。メディアの記者が猪瀬直樹から議員定数削減及び中選挙区制を本来、小さな政府が党是である維新や、小さな政府が個人的信条である猪瀬直樹が承認するのは矛盾しているのを質問しコメントをしてもらいたいのである。

 

私は『変貌する日本政治』や『21世紀デモクラシーの課題』や『大阪』を読んでみるとそれらの著者の人々はマクロ経済学への感受性は乏しい。しかしマクロ経済学の研究者や研究者でなくともマクロ経済学の知識をもちいて本を書いている人々や政治家は、政治学や行政学の研究者ならすぐに気づくような議員定数削減や中選挙区制復活といった自民党の利得を最大化してしまう物語を誰かに言わされるがままに発言することへの抵抗感が乏しいらしい。

 

大抵の人はどんなに優秀でも専門外のこととなると全くあやふやになってしまうというのが、むしろ当たり前ということなのだろう。

 

2024年の衆院選の小選挙区の候補者数は合計で1113人。これを289区で割ると1区あたり平均3.85人の候補者数。

 

そして東京都の候補者数は全30区で144人、割る30区で1区あたり平均4.8人。

 

神奈川県の候補者数は全20区で85人、割る20区で1区あたり平均4.25人。

 

埼玉県の候補者数は全16区で66人、割る16区で1区あたり平均4.125人。

 

千葉県の候補者数は全14区で60人、割る14で1区あたり平均4.2857人

 

大阪府の候補者数は全19区で77人、割る19で1区あたり平均4.0526人。

 

以上の数字はもしかしたら数字の写し間違いや計算間違いがあるかもしれないが、それでも都市部の方が1区あたりの候補者数が多い。ということは農村部や過疎地の1区あたり平均候補者数は少ないのである。

 

単純に農村部や過疎地で立候補するのは費用がかかるから都市部で立候補者を多くするしかない小規模な政党が多いのである。

 

そういう実態があるのにも関わらず自民党の利得を最大化してしまう、議員定数削減や中選挙区制復活などしてほしくない。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC50%E5%9B%9E%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99

 

 

*

 

 

製紙会社はエネルギー特に原油の輸入量と生産性との相関がきれいに出る業種であろう。原油の輸入量の変化を日々確認して、どんなに高くなったとしても原油を必要なだけ確保し続けていれば不利にはなりにくいのかもしれない。

 

 

米との対話に意欲 ベネズエラ大統領

 

 

 

以前も書いたことの繰り返し、2010年代半ばくらいから米国からの経済制裁によりベネズエラの生産性は著しく低下し、悪性インフレに突入し2025年にはやや生産性が回復に向かいつつあるが完全な回復には、ほど遠い。

 

ベネズエラの自動車生産台数の推移の数字や1人あたりのエネルギー消費の推移、そしてTFRや人口流出も含む人口関連の数字の推移を追っていくなら、エネルギー消費水準が生産性に影響を与え、その影響は人口にも及んでいると観察できる。

 

米国というのかトランプ大統領からすれば産油国のベネズエラというのは原油価格引き下げを引き起こしかねない厄介な国なのだろう。

 

2026年1月時点において米国Fedの政策金利は3.50-3.75で米国債10年ものの金利は4%をやや超えているからまだ原油価格に下押し圧力がかかっているが、利下げサイクルに入っているから2026年のどこかで原油価格への下押し圧力が下がり原油価格が上昇してくるかもしれない。

 

やはりトランプ大統領としてはなるべく早く原油価格を引き上げたいのだろう。トランプ大統領は親プーチン政治家でもあるから産油国でもあるロシアの原油価格をも引き上げたいのだろうが、もはやプーチンがウクライナを攻め切れる可能性は大幅に下がっている。

 

 

 

 

*

 

私が何度もしつこいほどに書いたことを含めて書くなら、1990年代終わりくらいから日本の原油輸入量が減少傾向に入り2025年時点で回復の兆候はない。そして2005年くらいから日本の最終エネルギー消費は下降し始めてこれも2025年時点で回復の兆候なし。

 

原油の供給量の変化の方が電力、ガスその他のエネルギーも含めた数字よりも、自動車やトラック、建設機械の稼働率に、ほぼ即座に反応するくらいの影響の早さが見られる。

 

令和6年能登半島地震の復興速度が遅い主要な理由も原油輸入量が少ないからという解釈で説明がついてしまう。日本は原油輸入量を増やさない限りアスファルトの消費を増やせないしトラックや建設機械の稼働率を上げることなどできないのである。

 

 

 

高市首相インタビュー「だから女性はリーダーに向いていない」日本からなくす…「政策どんどん実現する年に」

 

 

 

衆議院の議員定数削減は、女性議員比率を現状の465議席の時よりも引き下げかねないから反対している政治家はどの程度いるのかが気になった。

 

維新の衆議院議員34人のうち女性議員比率はかなり低いはず。

 

議員定数が削減されてしまったら維新ですらも候補者の当選確率が下がって困るはずだが、維新の議員が何を考えているかは私からすればそれほど知りたいことでもない。

 

以前も書いたが、日本の衆議院が英国の下院のように単純小選挙区制だったなら465議席ですらも自民党は465人の候補者を出馬させなければならなくなるから執行部の影響力は小選挙区289議席の現状よりも小さくなるはず。

 

日本の衆議院選挙区において候補者が1500人を超えたことはまれである。1996年に実施された41回衆議院議員総選挙の衆議院の候補者数は1503人で小選挙区の候補者数は小選挙区300に対して1261人。平均に均せば小選挙区1区あたり4.2人の候補者が出馬していた。これはかなりの小選挙区で自民党の候補者1人に対して他の政党の候補者3人が対抗するという構図が多かったことになる。

 

日本において衆議院の候補者数が1500人を超えることがまれであり、小選挙区の候補者もさほど多くないという事実の受け止め方ができていない人がいるらしいというのが不可解。

 

上にも書いたが単純小選挙区制を導入し小選挙区の議席数を465議席にしたときに候補者数の総数が1500人なら選挙区1区あたり候補者数が3.2258人。

 

そんな条件なら自民党の候補者1人に対してかなりの比率の区で自民党以外の党からの候補者が2人という布置になる。その方が自民党に対抗する党の負荷が低くなるはずだが、容易に日本国民全員に周知されないのが困ってしまう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC41%E5%9B%9E%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99

 

 

 

*