こんにちは
心理カウンセラーのKanaです
離婚前、公正証書を作る段階の話し合いで
すごくモヤモヤしたことがあって。
一度決めた内容を、後から
細かく条件を変えようとする
元旦那さんに対して
無性にイライラザワザワするものだから
まずは、腹立つー！！って怒り出しをして。
その後、
なんで、こんなに腹が立つんだろう？
悲しくて、虚しくなるんだろう？？
って探ってみたんです。
すると、
曲がりなりにも、私が選んだ男なんだから
一度は愛した男なんだから
一度決めたことの筋は通して！
最後くらい、男らしいところ見せてよ！
私をがっかりさせないで！！
みたいな本音が出てきたんですね。
あーーだからかぁ。。
やっぱりお金じゃないんだなーと。
なので、言葉は選びましたが
そのまま元旦那さんに伝えました。
そしたら、嘘みたいにモヤモヤが晴れて。
（自分で自分の本音がわかって、行動できたから）
外側の現象はどこまでもダミー。
外側が変わるからじゃなくて
自分の本音を自分でわかってあげるから、
モヤモヤとかイライラはなくなるんです。
でね、この
私が選んだ男なんだから
私をがっかりさせないで！！
的な怒り、なーんか根っこ深そうだなぁと
ずっと引っかかってたんですよ。
そしたら、ここ最近の
セルフカウンセリングで繋がりました。
まぁ勘のいい方はわかると思いますが
『お父さん』でした。 やっぱりそこかい(^^;)
ここで、昔話を。
私は過去、
お父さんを死ぬほど
憎んでたことがあります。
もう、大っ嫌いだった。
この人をいつか許すだとか
仲良くなるだとか、
考えただけで吐き気がするくらい。
一生、そんな日はこないだろうなって
あきらめや絶望に近い気持ちを
当時は抱いていました。
その頃の自分が今の私を見たら、
まず信じられないんじゃないかな
でも、20代から少しずつ、少しずつ
自分と向き合って、怒りを昇華していったら
本当の本当は、
お父さんのことが大好きだった
愛されたかったし、愛したかった
そんな自分に出会ったんです。
これに気付いたときは
本当に大きかったなぁ。
そして、自分の心と向き合い
更に深く傷が癒えてきた今、
当時を振り返ってみて思うのは
お父さんを憎んでいたのは
お母さんのためだったなぁ
ということ。
子どもって基本的には、
お父さんもお母さんも大好きです。
どっちも愛してる。
でもやっぱり、
自分を生んでくれたお母さんに対しては
心の底に特別な繋がりを持っている。
それは人間の本能だと思う。
だから、
大好きなお母さんが
大好きなお父さんに傷つけられている！
不幸にされている！
と感じたときには
そもそもそんな状況、幼心には
辛すぎて耐えられないのだけど
お母さんがお父さんの愚痴を言うのも
本当はあんまり聞きたくないのだけど
（だってお父さんも好きなんだもん。）
それでも苦渋の選択で、
そのお父さんが好きな気持ちには蓋をして、
お母さんを守ることを選ぶ。
だってお母さんに嫌われたら
生きていけないから。
その結果、お父さんを憎む、
ということになる。
これをたぶん意識もしないまま、
ほぼ無意識のうちにやってることが多い。
お母さんを守りたいのと、あともう一つ。
お父さんが大嫌い、ということにすれば
大好きな人が大好きな人を傷つけている
という耐えがたい状況と
向き合わなくてすむから。
これ以上、傷つかなくてすむためには
言い方悪いかもだけど
お父さんを悪者にするのが
一番手っ取り早い。
だから必死の自己防衛なんだよね。
小さな頃の私は
お父さんのこと大好きなんだから、
お母さんを悲しませるなんてことやめて！
お願いだから、がっかりさせないで！
大好きなままでいさせてよ!!!
って思ってたんだよね。
だから憎むのも、愛情のかたち。
大好きだから大嫌いになる。
本音の愛に気づくと、
本当に不思議なことがたくさん起きる。
もし、当時の私に声をかけるなら
憎んでるままでもいいよ。
大嫌いでもいいよ。
むしろ、憎みきったらいい。
とことんまで大嫌いを出したらいい。
そしたら、光が見えてくるから。
まずは勇気を出して、
自分の本音を見つけにきてね。