寝起きにテーブルにペンとパケと紙コップに水

 

コップの水面を走りまわる結晶は

マブな証拠、

舌舐めずる

一日が始まる?

いやいやこれからざっと34日の始まり

追い打ちしても気絶するように寝落ちするまでの長くて短い時間の始まり

 

 

犬も歩けば棒に当たる

元ポンも歩けば思い出に29Gが突き刺さる

大阪の街角ごとに

オレのその場面は散りばめられてる

後悔と快楽、放蕩の記憶に戻りたい戻りたくない揺れる心に苛まれてる蝕まれてる

 

抱きついて やめてくれと泣いた女は数えるぐらいしかいない

過去に突き合い付き合い仲間意識の女達は数知れない

島之内堀江兎我野町尼崎長堀上六元町日本橋アメ村太融寺谷九京橋桜ノ宮千日前天六言い出したらキリないどこもかしこも

いない場所ない卸元はゲーム置いてマンションに点在、

その何倍もの小売の会社

組織してるしてない数知れない

手広い会社なら日毎50そこいらは捌いてる

 

 

 

次から次へと広がるネットワーク

売り買いうるうる

キツい一発にカラダが震える 

寝起きの食後は3連発

タバコの本数より多い針中

 

暑い夏に汗だく

寒い冬には暖房で汗だく

ベッドで汗だく

タテ割れの結晶を砕く

オレペンの腹を指で弾く

ゲーム屋で汗だくで叩く

金が無くなれば隣町のゲーム屋をタタク

自販機にドリル入れる

プー中は昼間からそこいらで通りすがりをタタク… 

パーキングで高級車のドア開ける

めんどくさがるガラス割る

明日なんて眺めずに望まずに刹那に生きる感覚

モノを捌くだけでは足らん

金をシャブをプーを得るための犯意無き犯行は短絡

 

それでもタブ道場で走る

博打は最高の速さで金が走る

サイコロはなんぼ振っても入らん

出る目は目ぇない、目ぇなんか出らん

すり鉢に345123551で豚まんか

ウちっぱなしでグーリグリ

サイコロに祈るは盆暗くらくら蔵取られた

すり鉢を呪うはアホの祭り、このホゲタ

 

すそからミナとほくそ笑むシャブ極道の的にされて車上荒らしで朝からATMで変装して抜いた数百の金なんか小一時間で消える

 

タイマーも目覚まし時計も関係ないない

狂ったもん勝ちのタブは終わらん

ほらほら今でもどっかのタブ道場で繰り返してる

コロコロカラカラ転がる象牙

合間にオッサンが後ろ向いたら舎弟と女が詰めた道具用意してある、数十秒で突く

 

 

 

ゲームインカジ叩くアホが見るブスのケツ

財布に有った札束は機械に吸い取られて腐れシャブ極道がパクられて追徴金の足しになるのみ

 

 

 

ボケて飽きて、いつか孤独を望む

それはキキ過ぎて周りに人がいても

視界狭まり、まるでまん丸お目目瞳孔ガン開き、周り眩しい

まるまるそのまんま狂い過ぎたポン中

両足膝から無い車椅子のポン中見たことある

障害年金と生活保護の金でシャブ以外に楽しみない

立てる膝関節無いからポーカーゲームテーブルの上に腕投げ出してオレペン突いてる

 

必死で腕縛ったタオル噛み締めてる

緑色のビジタルのゲーム屋、

真横で見た見た胸悪い

どうせなら両腕無いほうがましやろ?

シャブ食わんで済むから

 

思い出す思い出せない

刹那に生きたあの頃の記憶に意味などない

 

今でもたまに腕の肘内の古ぼけた

消えることの無い注射痕は血管に沿うのを見つめる

シャブダコの真ん中のむず痒さを射抜いたら舞うシリンジの黒い血を

押し棒を押し続けてたあの頃を

 

汗を流して引きこもり続けたあの部屋では

なぜあんなに静けさにいた気がする? 

 

 

アタリの耳鳴り

つけっぱなしのテレビ

止め忘れたシャワー

パトカーのサイレン

吠え続ける犬

終わらない子供の泣き声

どこか遠くか近くで聞こえてた

 

束の間が長時間

長時間が刹那 

ヤリ続けてるキメセク

数年が真っ白いブランク

夜か朝か昼かなんやわけわからん

ソファーで片膝立てて乗せる腕を縛る

 

 

道を歩けばポン中に当たる

道を歩けばポン中に当たる

当たり過ぎやろこの街大阪

他はあんまり知らん

シャブには困らんこの街のコンビニ前で

見飽きた封筒と万札のやり取りは

日常茶飯事

ポン中の数が警官の何倍?何十倍?

アリエールか現実か当たり前か?

別にどうでもええ

 

ポン中には歩く道は無く

ポン中は視野狭窄

ポン中はボケ過ぎてる

ポン中にはその生き幅もとても狭く

ぼたぼたとキキメの汗が如く

世間からDrop outしてゆく

落ちたら西成の街角に立つセミの寿命

にわか小売人も数ヶ月の運命

ションベン垂れに行く

大きく触ればビックリ追徴金と長い懲役

それは望む望まぬ後戻りはきかぬ

下獄はシャブ道のインターバル

また舞い戻るシャブ世界

出所の出迎えの車の中ではまた突いてる

 

 

所詮シャブ絡みでシノギかける限り 

なんでもあり

裏切り騙し合い恨み妬み反目、

飼い慣らされたキンマ、警察のSども

ゴロゴロちんころ、それが常道

卸元のおっさん、ババアも我が身が為

順番に小売人と反目を警察に売る売る

 

末期ポン中に用などないですしお寿司

お互いがお互いを見て 

自分だけはまだ大丈夫と思い合って笑ってるんか?ははは

流石ホンマの愚の骨頂のキキメ

わろてるスキにヨゴレにバッグから

金もモノも抜かれてるマヌケ

 

 

 

 

いつか知らぬ間に、

僅かな者は舞い戻る

まるでそれは偶然

強く意思を持って舞い戻ったのでは

決してない、

 

ただただ今はあの頃に人をも何をも見捨ててきた記憶が無くもない忘れた

 

それはそう抜くことをせずに

追い打ちに追い打ちを重ね

ただただ空虚にだけさせる白い魅力に身を任せていたからか、

なんなんかどうでもええ

 

オレはオレの時間を ボケて

我が手の指のすき間から 

ただサラサラとこぼし続けていたから

 

悩む悩まぬ思考バラバラ

次の刹那にはまた針先で簡単に血管の壁を射抜いて

シリンジに沈み横たう重いドス黒い血

すぐに固まる針詰まる行き詰まる

シャブなんか所詮ボケるだけの薬

 

真横で舟漕ぐプー中

腕に針グサグサしてる血まみれ、

快楽の果てから意識を取り戻し

次は上と下のカクテル

 

 

腐れ外道なポン中のなれの果てた日々よ

後悔するしないどちらも意味あるない

知らん、

 

その感覚さえ遠くて朧げ

 

 

 

 

 

生き延びて行けば先には

なんかあるんか?知らん

阿呆らし山の鐘が鳴る鳴る

下まで突いてたらメタ治療させてくれや日本、ターキー、キツいから

 

 

キップ&破門で行く道行ったヤツも見た

名刺にはヘロインからチョコまで数十品目とばら撒いた

鳴る鳴る電話24時間、

もちろんシャブがダントツ人気商品、

半年で億稼いだら、組織はほっといてくれん

望む望まぬ関係なく復帰した

シャブは御法度とはちゃいまんのんでっか?

愛犬は待ちくたびれて餓死していた

 

 

売るに専念せずに打つにうつつを抜かしたからのシャブで大金も掴めず

初心者なシノギで小銭とイキシロで懲役など意味わからん

安過ぎる、その身の値段

衆目に晒されてたら

他人の不幸は蜜の味

嘲りの的となる、

 

さようならポン中プー中達よ、

沢山の死と生きたままの屍

 

走るのを止めたい止めない?

日々が真っ白い視界の感覚ならば

それはもう他人に何の理解を望むのも

ただ虚しいし

元に戻ってくるためのきっかけなど他人に求めるな

反吐が出る

それはジャンキー特有の理解し難き

ひたすら自己中心的な思考でしかない

 

 

箍を外して長く生きたのなら、

何らかの代償は高くあるさ 

 

腐れポン中、それを悔むなかれ、

わかり切った結末

たかがシャブ、少し狂う刹那の遊び