第8話
城ヶ崎「そういう事で、番長よろしく。」
番長「どうゆう事だよ!」
城ヶ崎「え?」
番長「え?じゃねえよ!”なにコイツ理解できてないの”みたいな目で見るな!」
城ヶ崎「だって、今後の私たちの人生に関わる話をしていたのよ?それを分かってないなんて...酷すぎる!」
番長「だから!脈略がないどころか会話すら始まってないだろ!久々だからってぶっこみ過ぎだわ!」
何故か俺は、城ヶ崎と二人で教室にいた。
30分前
柚子「それじゃあ、よろしくね♪」
番長「だ・か・ら!それまでの流れを説明して下さいよ!これ回想だよね⁉︎」
柚子「え~面倒くさい~」
番長「あんた、先生だよね...」
(くそッ、真面目な人だと思ったのに)
柚子「この山済みのプリントの処理手伝って下さい!お願い!信用できて且つ、暇人の人は貴方しか居ないの!」
番長「確かに暇ですけど...」
(暇人て、聞こえ悪いな...)
柚子「じゃっお願いね!」
番長「だから俺まだやると言ってな...行っちゃったし...」
先生は、物凄い速さで教室を出て行った。
番長「ったく、まあやってやるか....って!」
俺は教卓の方を見たとき、そこには天井に届きそうなほど積み上げられたプリントがそこにはあった。
番長「貯まりすぎだろ!」
(こんな量、漫画かアニメでしか見たことないぞ...)
が、この状況をほって置くわけには行かないし。
(て言うか何処にこんな量隠してあった)
番長「...はぁ、やるかなぁ。」
城ヶ崎「ナニをやるの?」
番長「うおぉお!ビックリしたな!」
城ヶ崎「あら、お化けでも見たような反応しないでよ。」
番長「いきなり出てこられると、ビックリするに決まっとるだろ!」
城ヶ崎「あら、怒っちゃって、カ・ワ・イ・イ♪」
番長「ノリだよなそれ?いちいちキャラ変えてくるなよ。」
城ヶ崎「酷いわね、こっちは貴方を手伝いに来たのに。」
番長「本当か?それは助かるけどまた何で?」
城ヶ崎「さっき廊下で先生とすれ違って、その時に言われたの。」
番長「へぇ、まあそもそもあの人がやる事なんだけどな。」
城ヶ崎「そう...なの...」
そう言って、彼女は少し悲しそうな目をした。
(へ?俺なんか言ったか)
城ヶ崎「私じゃ...ダメなの?」
番長「ッ!」
彼女はそう言って、目を潤ませて下からまっすぐ見つめてきた。
(コイツ、普通にしてれば可愛いのになってイカンイカン、これも演技だよな)
番長「まあ、手伝ってもらえるのは助かるし、ダメとかそう言うのはないぞ。」
城ヶ崎「そう、ありがとう。」
そう言って、彼女は薄く微笑んだ。
番長「よしっ!じゃあやるか。」
城ヶ崎「ええ、さあ早くズボン脱いで。」
番長「何でそうなる!」
城ヶ崎「えっ?だってするんじゃないの?」
番長「やるよ!やるけど何でプリントまとめるだけなのにスボンを脱ぐんだ!」
城ヶ崎「え?プリントをまとめる?何それ初耳だわ。」
番長「えぇえ!じゃあ何手伝いに来たんだよ!」
城ヶ崎「何って....」
彼女は口元に指を置いて少し頬を赤らめた。
城ヶ崎「ナニよ....」
番長「やめろよ!マジで!」
城ヶ崎「女の子に言わせるなんてドSねぇ。ポッ」
番長「ポッじゃねえよ!大体何でそうなった!」
城ヶ崎「だって先生が、”番長君が今教室で大事なことやっていて、先生今出来ないから、代わりに城ヶ崎さん手伝ってあげて?”と言われて...」
(あの人!普通にプリント整理って言えよ!)
城ヶ崎「それで、教室まで行ったら、”溜まりすぎたろぉおお!”って叫んでたから、これは由々しき事態と思ったの。」
番長「お前の脳内が由々しき事態だな。」
城ヶ崎「じゃあ、ナニでは無くて、プリントを整理するところだったと。」
番長「そういう事だ。」
城ヶ崎「期待させといてそれは無いんじゃない?」
番長「勝手に妄想しただけだろ。」
現在
と言う事があったわけで。
城ヶ崎「これが最後よ。」
番長「お、サンキュー。」
そう言って、最後のプリントを束にして箱に詰めた。
番長「よっしゃ!終わった。ありがとな城ヶ崎。」
城ヶ崎「さて、ナニを始めるわよ。」
番長「いやそれ、さっき終わったから。」
城ヶ崎「あと私の事は清子でいいわ。」
番長「そうか、じゃあ名前で呼ばせてもらうわ、俺のことも名前でいい....」
城ヶ崎「そろそろ部活行かなきゃ、それじゃあまた明日ね。」
そう言うと彼女は、足早に教室を出て行った。
番長「無視るな!それと明日土曜日!」
(いつになったら、名前で呼ばれるんだ...)
翌日の朝
???1「....きて...」
(....あと少し...)
???2(お..て)
(ん?...あぁ、木葉と緑葉か...そろそろ起きる時間か?)
木葉「起きて!お兄!」
番長「ん...待てったら、今起きるから。」
緑葉「家が...火事」
番長「はぁああ!」
俺は飛び起きた。
木葉「きゃ!ビックリした。」
緑葉「どうしたの..そんな慌てて...」
番長「いやいや火事だろ!火元どこ!早く逃げないと...」
木葉「待って待って、ごめん嘘なの。」
番長「.....は?」
緑葉「お兄が、中々起きないから起こそうとしたの。」
番長「えー、ウッは。」
俺はベットに倒れた。
木葉「あ!お兄、二度寝はダメだよ!」
番長「はいはい、起きるから取り敢えずそこどいてくれ。」
緑葉「お兄は...お寝坊さん...」
(もう少し、ましな起こし方は無かったのだろうか...)
朝食中
木葉「でね!昨日クラスの友達のそよちゃんがね!って聞いてるお兄?」
番長「おう、聞いてる聞いてる。」
木葉「もう、お兄が寝坊するからお腹すいて、死にそうだったんだから。罰として、近くのケーキ屋でケーキ1つだから。」
番長「へいへい。」
木葉「やった!私トリビアチーズケーキ!」
緑葉「私...ストロベリーチョコムース。」
番長「へいへい」
ここにいる、桜髪の双子は俺の妹の、木葉、緑葉だ。
え?似てない?大体そんなもんだろ。
双子で顔も姿も似ているが、双方性格が違いすぎて、識別には困っていない。
声が通って、よく喋る方が木葉、声が幼くのんびりした口調が緑葉。
今日は、そんな兄妹で過ごす1日を話そう。
両親は二人とも単身赴任で海外に行っていて、家には俺と妹達だけだ。
家事の殆どは、俺がやっている。
部活をしない理由の一つでもある。
木葉「ご馳走様!よっしゃ、ゲームやろっと!」
番長「お皿付けとけよ。」
木葉「そんな暇はないのだよお兄!私のMyhoneyが呼んでいるから!」
そう言って、木葉は部屋を出て行った。
見て分かるが、少しオタが入ってる感じだ。
緑葉「ご馳走様...」
番長「おう、皿片付けるから貸せ。」
緑葉「お兄....」
番長「ん?何だ?」
緑葉「.......」
番長「.......」
緑葉「...何も..言わないわ...」
番長「何が⁈」
緑葉のマイペースぶりには慣れないなぁ。
朝食後
部屋で、宿題をしていた時ノックがした。
番長「何だ?」
扉が開くと、緑葉が入ってきた。
番長「どうした緑?」
緑葉「勉強教えて...」
番長「おお、いいぞ。」
緑葉からは、結構勉強を教えてと言われる。
そうして、ごく自然に俺の膝の上に座ってくる。
番長「椅子なら俺が退くぞ?」
緑葉「お兄chair...じゃないと...集中できない..」
番長「別にそれで良いなら構わないけど。」
まぁこうして接してられるのも、仲のいい証拠なんだけど。
緑葉「何だか....ドキドキする」
番長「しないぞ...」
緑葉「お兄の...鼓動が...ドキドキ...」
番長「してないぞ...」
緑葉「お兄が...したい..なら...いいよ?」
番長「何もしないぞ..」
緑葉「....お兄がしたいなら....」
番長「食い下がるなおい!」
このようなやり取りは普通である。
昼
番長「よし、理解できたか?」
緑葉「できた...」
一息ついて、少し休もうとした時、廊下から足音が聞こえて来た。
木葉「お兄!暇だから買い物行こう!」
盛大に扉を開けて木葉が言う。
番長「買い物?かぁ....たまには行くか?丁度夕飯の買い物しなきゃだし、昼はついでに食べるか。」
木葉「やったー!」
緑葉「私は...お腹がいっぱい...」
木葉「ん?何か食べたのか?」
緑葉「お兄が...たくさん出すから...」
木葉「んなっ‼︎」
番長「コラッ!」
緑葉「あうっ!」
俺は、軽く緑葉の頭をゲンコツした。
時々、とんでも無いことを言うので正直困っている。
まぁ、もっととんでも無いのが居るけど...
番長「ほら、買い物行くんだろ?早く着替えてこい。」
木葉「ラジャー!」
緑葉「ラジャー...」
そう言って、二人は部屋に戻っていった。
ショッピング中
俺らは、駅近くのモールに来ている。
が、早速ながらこの二人、昼を食べたら直ぐさま人を困らせるのだ。
木葉「まずは、ホビーランドに行くの!」
ホビーランドとは、カードやゲームなどが売っているお店で、近くにはゲーセンもある。
緑葉「違う...次は聖文々に..行く」
聖文々とは、全国に店舗を構える本屋である。
木葉「私には、新作ゲーム確認or購入という使命があるんだから!本なんて後回しにしなさい!」
緑葉「私にも...使命がある...」
木葉「ほう、その使命とは?」
番長「お前ら、ここ公共の場だからな?」
周りの人達がチラ見してくる。
緑葉「官能小説...or...エロ漫画を買う使命...」
番長「だから公共の場!」
木葉「へぇ、じゃあその小説or漫画を見せなさい?使命にするほどのものか審議してあげる。」
緑葉「心して...掛かるべし...」
そう言って、バッグから一冊の本を出した。
”ドキドキ!兄ラブ!”(本のタイトル)
(なんつう物取り出してんだぁああああ!)
番長「おい!緑、せめてカバー位付けろよ!」
緑葉「お兄...カバーを付ける物は...恥ずかしいもの...だけ」
(いや!どう見ても恥ずかしいものだろそれ!)
木葉「こ、これは!え?ぅおおおお!...ここで...そんな事を!お兄ちゃんって....」
(何かもう真剣に読んじゃってるし!)
緑葉「どう?...味わって...もらえた」
木葉「あぁ、正直ビビったぜ、特にこのお兄ちゃんがシャツを脱ぐシーンとか...」
番長「お前ら!もう少し自重しろ!」
俺は、小声で注意した。
周りが、少しざわめきだした。
ふいに二人がこちらを見つめる。
番長「な、なんだよ...」
緑 木「....お兄ダ・イ・タ・ン♪」
番長「何処がだよ!」
木葉「緑葉....この本貸して!」
緑葉「千円」
番長「ここで貸し借りするな!あと高いなおい!」
木葉「乗ったぁああ!」
番長「どんだけ見たいんだよ!」
木葉「こうしてはいられない...緑葉!直ぐさま買いに行きましょう!」
緑葉「合点承知...」
番長「ちょ!おーい!勝手に行くなーって!」
足早に行く二人を追いかけようとした時、後ろから肩を掴まれた。
番長「ん?何ですか?って..」
俺が振り向くと、そこには若い警備員がいた。
警備員「今しがたここで、怖い顔した背の低い青年が、美少女二人に猥褻行為をしていたと聞いたが、君か?」
番長「いや、俺はあの子達の兄で...」
女性A「この子です!あの子達にお兄とか、卑猥な言葉を言わせてたのは!」
警備員「何!お兄だと!なんと羨ましい!」
番長「だから!俺はあの子達の兄でして!」
女性A「うそ!似てないもん!目つき悪いし、背が低いし、顔はそこそこでも、髪色違うし...」
(この人は...ピキッ)
番長「似てなくても、兄妹って事あるじゃないですか!」
警備員「まだ、お兄ちゃんを気取るきか!くそ~、あんな子にお兄とか言われるなんて、それだけで罪だ!羨まし~!」
番長「あんたさっきから何が言いたいんだよ!変態か!」
警備員「取り敢えず、交番まで同行して頂こう、そして動機とあの子達に何と言わせたか!それとあの子達のスリーサイズを教えるのだ!」
番長「変態かよおい!俺を逮捕する前にこいつ逮捕しろよ!犯罪おかしかねんぞマジで!」
2時間後
2時間の末ようやく、解放された。
途中で迷子のお知らせセンターで二人の名前が出された時はビックリしたが、そのおかげで、両手に荷物を抱えた二人が交番まで連れてこられた。
高校生にもなって、迷子になるのはどうかと思ったが、二人が来てくれたおかげで、俺の無実が晴れて解放された。
その時の若い警備員が見せた、妬ましい表情は忘れないだろう...三時間くらい。
帰り道
番長「いいか?二人とも、公共の場というのを考えてから行動しろよ?高校生にもなるんだから、頼むぞ?」
木 緑「ごめんなさい...」
二人は、ションボリと謝った。
番長「全く...」
今日は、物凄く疲れた。
しばらくして、ふと振り返ると未だにションボリとしている二人が、トボトボと着いてくる。
その両手はずっと体の前で組んでいる。
ちなみに荷物は全て俺が持っている。
番長「どうした?そんなにしょけで。」
緑葉「いや..お兄に...嫌われちゃったなぁ...て」
(へ?)
木葉「だって、いつもお兄に迷惑掛けてばっかりで...」
(自覚はあったんだな...)
緑葉「今日は...いつもより....迷惑かけちゃった...」
木葉「だから、もう嫌われちゃったかなって...」
そんな事をつぶやく二人の目には、薄っすらと涙が浮かんでいた。
(やばいやばいやばい!泣くのかこれは⁉︎)
二人の肩が、プルプルと震えだした。
番長「いやいや!大丈夫!別に嫌いになったわけないし、それにな...」
緑葉「でも...」
(ここで泣かれるとヤバイよな...)
俺は、荷物を地面に置いて、二人の頭を撫でる。
番長「それにな、俺はお前らのお兄だぞ?両親がいない家と可愛い妹の面倒は当然俺が見なきゃならない、それにだ...」
そう言って、二人に目線を合わせる。
番長「今までだって、同じようなことしてきたんだし今更だぞ?それとも俺がお前らを嫌いになったことなんて、あったか?」
聞くと二人は首を横に振った。
番長「なら、今回もそうだ。反省してるんだ、次から気をつければいい。」
そう言って、もう一度二人の頭を撫でる。
木葉「えへへ」
緑葉「....」
今度は、嬉しそうに笑ってくれた。
俺や妹達が生まれた時から、海外で働いていた両親は時々にしか会えない。
俺が中学に上がるまで、祖父が面倒を見てくれたが、丁度妹達が中学に上がる時に、死んでしまったのだ。
それから、両親は一緒海外で暮らすみたいなことを言っていたけど、中学で出来た親友とは離れたくなかったし、そもそも言葉を変えるのも面倒くさかったので、俺らは叔母さんが面倒を見るという事で、日本に止まった。
俺が高校生に上がる時には、叔母さんの手伝いは要らなくなっていた。
その間に、妹達が両親と一緒にいた時間は少なく、甘える事が出来なかったと思う。
なので俺には、遠慮なく甘えて欲しいし、甘えられたい。
ある意味兄妹より、もっと深い仲とも言える。
(まぁ、深い意味は無いけどな...)
番長「ほら、ケーキ...買いに行くんだろ?」
俺はにっこりと笑う。
木葉「うん!私トリビアチーズケーキ。」
緑葉「私...ストロベリーチョコムース。」
番長「へいへい。」
(調子がいいなこいつら)
そう言って俺たちはケーキ屋に向かった。
他愛もない話をしながら...
緑葉「帰ったら...お兄特製の...◯◯汁飲みたい....」
番長「◯で隠すな!レモンジュースだろ?」
木葉「じゃあ私は、お兄の◯液飲む!」
番長「もっと酷くなってる!せめて液の部分をジュースに変えよう⁈」
木葉「じゃあ、お兄の◯ジュース?」
番長「あ、ごめん何も変わってねえ。」
(こいつら反省してるのかな...)
俺は、左右にいる二人を見てため息をついた。
番長「ってこれ他愛もない話じゃない!」
弓矢「よう!俺弓矢、いや~今回はいい話っぽかったな!前回と言ってることがちがうじゃん!もっと面白さを追求しろよ!有言実行しろよ!熱くなれよ!って言っても、作者は忘れやすいand気まぐれだからな~。
おっと!本題本題...
まぁ、そうだな今回は珍しく本文内で説明してくれたからあまり無いが、番長たちの家、つまり岸越家の成り立ちとして、両親が海外で働いていて、家には兄妹3人、普段の家事は番長メインと。
ちなみに、妹の二人は番長と同じ学園に通っている、新入生だ。え?スタイルは良いが身長と顔が幼い?何処に目をつけてんだこのやろ~(笑)
今回は、少し長かったがここまで見てくれてサンキューな!作者も頑張るから見てくれると嬉しいぜ!
それじゃあ、今回はこれで、コメントなどなども待って....
.....
おい前田!マイクのコード切るな!
俺の日常は何処かおかしい?
第8話 完