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         俺の日常は何処かおかしい!
                       第9話

前田「時は平成!平穏なこの時代に突如として現れた謎の敵...」
番長「いきなりだなおい!何があった?」
前田「いや~何か普通すぎる日常に飽きちゃって。」
番長(普通なのかな...)
俊樹「それより、早く決めないと時間なくなるぞ。」
番長「そうだな...、お前はさっさと積み木をやめろ!」
俊樹「て言うか積み木しながらやってたの⁉︎」
前田「ん~、取り敢えず続きはまた後か...」
俊樹「何か、物凄いの出来てるし~」
見ると前田の机には、パルテノン神殿が完成していた。
番長「これで完成でよくないか?」
前田「まだまだ!その後ろにエベレストを...」
野崎「作らない!」
後ろから先生が、積み木を崩す。
前田「あぁ!俺のマエダノン神殿が!」
番長「ダサ!」
野崎「全く、マエダノンだかユズコノンだか知らないけど..,」
番長(サラッと言ったな...)
野崎「授業中に作っちゃめっ!」
番長「怒り方甘い!」
俊樹「先生マエダノンじゃ無くて、パルテノンです!」
番長「そこはいいわ!」
野崎「あらごめんなさい、マエダノン改めユズコノンね。」
番長「だからそこはいいわ!って言うか違うし!あんたどんだけそれ使いたいんだよ!」
前田「おお、ようやく番長が戻った。」
俊樹「突っ込まないから心配したけど。」
野崎「これなら問題ないわね。」
番長「言葉繋げんな!ったく...」
番長(わざとスルーしてたのに...)
野崎「まぁ冗談はさておき、ここの班は決まったの?」
俊樹「いや、まだ途中で...」
前田「別にこれと言って、行きたいところねえしな。」
番長「まぁ修学旅行じゃ無いし、何処でも。」
俊樹「こんな感じで...」
野崎「前田くんは分かるけど、番長くんがしっかりしてないのは珍しいわね。」
俊樹「まあ、いろいろあって...」
前田「旅先だと、いつも不良に絡まれるんだよな。」
野崎「え?あのよくある修学旅行先で他県の不良と一悶着みたいな?」
俊樹「番長の場合は、毎度の事だけど。」
番長「出来れば仮病で休みたい...」
野崎「そこまでとは...ちなみにそんなに問題に巻き込まれて、去年とかは何にも無かったの?」
俊樹「そこは心配なく、向こうが人目につかないところに案内してくれるので問題なく...」
野崎「え!それって裏では殴り合い...」
前田「殴り合いにもならねえよな?」
野崎「どういうこと?」
俊樹「番長のこれでも、柔道4段だし、なぜか知らないけど合気道、空手、中国拳法、剣道、弓道薙刀、ヌンチャク、テコンドー、ブラジリアン柔術、棒術、はたまた相撲と、いろんな武術が使えて、なおかつどれも完成度が高いという。」
野崎「..............」
前田「あれだな、何処ぞの戦闘民族だな。」
番長「あれだから、本見て覚えた的なあれだから。」
俊樹「それでも、指固めるだけで相手が動けなくなるのはおかしい。」
番長「いや!あれもちゃんとやれば誰でもできる...」
前田「じゃあ、あれは?鉄パイプで厚さ5ミリの鉄板ぶち抜いたのは?」
野崎「鉄板ぶち抜いた⁉︎」
番長「あれはっ...その......偶然...」
野崎「番長くん...」
番長「はい...」
野崎「今までの非礼ごめんなさい。」
番長「いや!なんで謝る!俺先生に失礼なことされた事ないし。」
番長(もうやだ...)

数分後

前田「番長元気出せよ。」
番長「無理...」
俊樹「大丈夫だって、先生も冗談だと思うし。」
番長「冗談なら、小声で内申点上げの交渉されると思うか?」
俊樹「あぁ...なんかゴメン」
番長「別にいいけど、それより決まったのか?」
俊樹「おう、俺の希望場所がほとんどだけどいいか?」
前田「俺は別に。」
番長「あぁ、とにかくあいつらと一緒にならなければ、問題なしだ!」
と俺は、全く別の席で話をしている女子のグループを見る。
城ヶ崎「ここにしない?」
藤林「私はここがいいな、駄目かな?」
マリー「そこいいデスネ。あと私はここも行ってみたいデス。」
サリー「私はここデスね。」
俊樹に視線を戻す。
俊樹「確かにな...」
俺と俊樹は声を潜めながら話す。
俊樹「けど向こうも何らかの対策してくるんじゃないか?」
番長「そこは安心しろ、ちゃんと手は打ってあるから。」
そう言って俺は、彼女らの隣のグループにいる、長谷川に合図をした。
長谷川「135479596542」
番長「11175698536」
俊樹「何してんの?」
番長「暗号を送りあってる。」
俊樹「へえ...」
番長「今のところ問題なく、場所は重なってないらしい。」
俊樹(....番長こういう事になると自分の立場忘れてはっちゃけるからなぁ)
番長「このままで提出しよう。」
俊樹「了解...」

今俺らが決めている班は、明後日行く長距離遠足という行事の班で、なぜこの歳になって遠足なのかは知らないが、一泊二日の遠足にしては豪華な行事で、どうやら合併後の両生徒の親睦を深めるために設けられたらしい。
俊樹「ぶっちゃけ、あんまり意味ないような気がする。」
番長「だよな~。」
見ての通り、こんな行事しなくても周りは十分親睦深めてるし、お金の無駄使いだと思う。
番長「まぁそれはさて置き、いよいよだ。」
俊樹「おう...」
野崎「はいは~い、それでは班の発表をしま~す。」
野崎先生が前に立ち、一斑から順に発表されてく。
その間に無事、長谷川達も班が決まった。
野崎「次4班.....番長ペアと城ヶ崎ペアです。」
番長「ん⁉︎」
俊樹「え!」
前田「....」
俺は驚愕した...
番長「嘘だろ..何で...」
彼女達に視線を移す。
番長「ッ!」
番長(は、はめられた~!)
視線の先には、不敵な笑みを浮かべた城ヶ崎映った。
俺は急いで長谷川に視線を移す。
長谷川「1356980742」
番長(なに!ダミーだと!)
俊樹「何で、完璧に違う所にしたのに...」
番長「最初から筒抜けだったんだよ...」
野崎「は~い、それでは今言った班ごとに集まり、正確なルートを確認してください。」
先生の合図で教室内が一斉に動く。
当然彼女達も此処に...
城ヶ崎「あら、偶然ね番長。」
サリー「いや~、本当にこんな偶然あるんデスね!」
マリー「当日が楽しみデス、excellent!」
藤林「あの迷惑かけるかもしれないけど、宜しくね。」
番長(偶然?そんな訳あるか...)
城ヶ崎「あ、それと...」
ふと清子が、思い出したかのようなことを言うと、俺の首元に手を伸ばし何かを取り出した。
彼女はそれを手のひらに乗せる。
城ヶ崎「ぜ.ん.ぶ.ま.る.ぎ.こ.え♪」
俺は言葉すら出なかった。
俊樹「まぁ...考え様によっちゃあ、クラスの中で人気上位の女子と組めたって事で...ほらクラスの男子達はあのグループと組みたい人ばっかで...」
番長「綺麗なバラには棘かある...こいつらの場合は棘に加えて、毒もあるけどな...」
女子達『それじゃあ、話し合いましょ♪」
地獄の遠足開始!

「よっ!今回もやってくぜ。いや~、まさか番長が武道をあんなに習得していたとは、驚き驚き!
どうりで弓道の腕も立つわけだ。」
番長「だから一時期武道にはまっていた時期があっただけで、それに弓道は全くやってないぞ!」
「それでも番長は凄いよ、大体のスポーツが人並み以上に出来るんだし。やっぱり才能かなぁ~」
番長「けど、お前だって弓の腕はすごいじゃん。」
「いやいや、あれも練習をしてきたからだよ。」
番長「あ、それよりここって俺出ていいのか?」
「いいよそんなの、どうせ対した物じゃないしそれに人気でないだろうし...」
番長「はいストップ!そこまで!」
「なんだよ、別にいいだろう事実だし。」
番長「お前いつか仕返しされるぞ。」
「はは!仕返しって誰にされるんでごわす。」
番長「ほら。」
「ん?どこか変でごわすか?ってなんでごわすかこれ~!」
番長「制裁だとよ。」
「え?何でごわすかそれ!ってやめてやめて!ずびばぜんでじだ!っでもっどひどくなってるでごわす!ごれもうごどばになっでない!ずびばぜん!もうゆるじで~」
作者「ニヤリ....」



          俺の日常は何処かおかしい!
                     第9話 完