【第1試合 作新学院 9-5 佐久長聖】
◆筒井茂(作新学院)投手。左投げ左打ち。
フォームはオーソドックスで威圧感がありません。コントロールが悪くないため、球質の軽さが、打者には格好の打ち易さ感 がありそう。
◆藤原弘介(佐久長聖)監督。
部内の不祥事で空席になったので、今年4月に就任。
PL学園で監督を6年半務めていた人物。まだ38歳で、春夏合わせて3度の甲子園へ来ています。前田健太(広島)を擁しての出場などキャリアは充分。
選手には、PLイズムが浸透しつつある印象のプレーも感じられました。
【第2試合 立正大湘南 5-4 盛岡大付(延長12回)】
◆出口心海(盛岡大付)投手。左投げ左打ち。
182cm、74kgの数字よりがっしり体格の印象で、力感あるフォーム。でも力任せの内容ではなく、コースを突く投球術。
8回に左打者に本塁打されたのは、考えもの。フォークボールのように縦の変化球を習得すれば、大化けするかも。
【第3試合 桐光学園 7-0 今治西 】
◆松井裕樹(桐光学園)投手。左投げ左打ち。2年。174cm74kg。
前評判どおりの“三振奪取マシーン”。大会新記録の22奪三振を達成。
投げ終わりに体が流れ気味だが、変化球の制球力でカバー。次戦は14得点をあげた常総学院。
真価を問うには手頃な相手。
夏の甲子園がついに開幕しました‼
今日の第1試合で登板した、福井工大福井の菅原(すがはら)秀投手がちょっと面白かった。
右ヒジが柔らかいようで、その使い方が素晴らしかった。縦に落ちるナックルボールを武器とした序盤の投球で、常葉橘の打者たちを眩惑したようでした。
タイミングを外す変化球と直球を上手くミックスし、制球力が向上すれば、社会人野球でも活躍が期待できそうです。
一方、第2試合に登場した宇佐美塁大三塁手。広島工の3番として長打も放ちました。
広島大会で3本塁打した豪打の持ち主で、高校通算45本も打っています。
今日見た印象として、待球の姿勢がいいな、でした。たぶん、充分引き付けても、遅れることなく打ち返せる自信があるのでしょう。バットスイングのスピードが抜 群に速い打者特有の落ち着きにつながっていました。
でも、守備機会を見られなかったわたしとしては、彼のフットワークの良し悪しが、プロ野球への適性を見極めるポイントの気がします。
絶対的な存在感も欠け気味かな、とも疑問符付き。
春は試合展開に注目しましたが、夏は個人に目を向けて、書いてゆきたいな、と思います。
今日の第1試合で登板した、福井工大福井の菅原(すがはら)秀投手がちょっと面白かった。
右ヒジが柔らかいようで、その使い方が素晴らしかった。縦に落ちるナックルボールを武器とした序盤の投球で、常葉橘の打者たちを眩惑したようでした。
タイミングを外す変化球と直球を上手くミックスし、制球力が向上すれば、社会人野球でも活躍が期待できそうです。
一方、第2試合に登場した宇佐美塁大三塁手。広島工の3番として長打も放ちました。
広島大会で3本塁打した豪打の持ち主で、高校通算45本も打っています。
今日見た印象として、待球の姿勢がいいな、でした。たぶん、充分引き付けても、遅れることなく打ち返せる自信があるのでしょう。バットスイングのスピードが抜 群に速い打者特有の落ち着きにつながっていました。
でも、守備機会を見られなかったわたしとしては、彼のフットワークの良し悪しが、プロ野球への適性を見極めるポイントの気がします。
絶対的な存在感も欠け気味かな、とも疑問符付き。
春は試合展開に注目しましたが、夏は個人に目を向けて、書いてゆきたいな、と思います。
春の嵐で、優勝戦が26年ぶりに順延となった選抜大会のクライマックス。
右から左へ強い風が吹く中、プレイボールがかかりました。
1回表のピンチを切り抜けた大阪桐蔭。1日間があいたためか、光星学院の先発投手は、城間。2戦連投の形になりました。
2アウト後、準決勝までの2番から3番に変わった水本は、初球のカーブをライト線へヒット。続く4番は、今日も田端の代役で、小池。でも今大会は10打数1安打の打率1割。カウント3-1からの5球目。低めスライダー。ボールの下側を巧く叩き、レフトスタンドへ。甲子園での2本目の安打が、価値ある先制2ランとなりました。
春の初優勝に向かって好スタートです。
2回表の満塁のチャンスも逸している光星学院の3回表。
1回表のチャンスにショートゴロ併殺打に倒れた3番・田村は、外角ストレートを、左中間をライナーで破るツーベースヒット。4番・北條は低めのフォークをすくい上げ、レフト線へ。これもツーベースヒットで、田村が還り、1点差。なおも 5番・武田が真ん中、甘めのストレートに詰まりながらも、センター前ヒット。同点に追い付きます。
タイスコアになった直後の3回裏ウラ。先制本塁打の4番・小池は外角高めストレートをライト前ヒット。1死一塁。5番・安井は、城間の高めに甘く入ったカーブを右中間へ深々と破る三塁打。一塁走者が還り、再びリード。
今大会のラッキーボーイ的存在の6番・笠松は、2球目の内角ストレートがデッドボール。1死一、三塁。7番・白水は外角ストレートを引っ張り、二塁手右を破るヒット。この回2点目。一塁走者も三塁へ進み、再び、1死一、三塁。
ここで光星学院は、先発・城間を諦め、エースナンバーの金沢がマウンドへ。
金沢にとって最初の打者、8番・水谷をセンターフライに仕留めますが、三塁走者・笠松はタッチアップで生還。犠牲フライとなって、5-2。
3回終了時で、3点リードの大阪桐蔭。準決勝までの4試合で、打率.285、本塁打5本、総得点20と活発だった打線が今日も好調。初優勝にひたひたと近づきつつあります。
でも、夏の借り──昨夏の決勝を経験した選手も残り、今度こそ優勝と燃える光星学院。
5回表 、好調 3番・田村がフォークボールを、遊撃手右を破りセンター前ヒット。3回にタイムリー2塁打を放っている4番・北條。ここでも、藤浪の甘いスライダーを鋭くバットを一振。左翼手の頭上をあっと云う間に越えて行った大きなライナー性打球は、フェンスを直撃。一塁走者が一気に還るツーベースヒット。1点を返して、3-5。
5番・武田は送りバントをピッチャー・藤浪の右へ転がすと、捌いた一塁手・小池のベースカバーに入った二塁手・大西への送球よりも武田の足が早く、セーフ。内野安打となって、ノーアウト一、三塁。絶好のチャンスへ拡大しました。
6番が凡退し、1死後、7番・城間。外角スライダーを引っ張った、強烈で低い打球は三遊間へ。これに三塁手・笠松がダイビング。伸ばしたグラブに収めると、笠松は向きを変えながら身を起こすとすかさず本塁へ送球。スタートを切っていた三塁走者はタッチアウト。2死一、二塁となりました。
次打者も四球で、よりチャンスは広がりましたが、9番・金沢が投手ゴロに終わり、この回は1点どまりでした。笠松の打球処理の場面は、抜ければ追加点を許すだけでなく、これまで甘い変化球ばかりを快打されていた藤浪にとって、通じていたストレートを真っ芯で捉えられてのタイムリーヒットになっていたわけで、ショックも残った筈。それを阻止した笠松の守備は、ゲーム全体を通しても『ビッグプレー』となりました。
そんな好守もありリードを維持した大阪桐蔭は、7回に主将・水本、8回は今日1番打者に起用された森の2本の犠牲フライで着々と追加点をあげ、7-3として、9回表の攻撃を迎えます。
東北勢悲願の初優勝に後がなくなった光星学院 。この回、先頭の 2番・村瀬の、外角ストレートを地面に叩きつけた打球は、藤浪の前で大きく弾んで頭上を越えて行きかけますが、藤浪が飛びつくように左腕を伸ばし、キャッチ。ピッチャーゴロで、1アウト。マウンドでの躍動感は、スタミナが充分残っている証でしょう。
続く強打者、3番・田村は、フルカウントまで粘った末に低めストレートをセンター前へ持っていき、ヒット。1死ながら一塁と、希望の灯をともします。
でも藤浪に相性の良かった4番・北條は、外角低めのストレートに思わずハーフスイング。スイングをとられ、空振り三振。2アウトと、ますます苦しくなりました。
5番・武田への2球目はワイルドピッチとなり、一塁走者は二塁へ進み、2アウト二塁。しかし武田は、外角高めのストレートを高々と打ち上げてしまい、左翼手・安井が前進しながらがっちり掴み、3アウト。
ゲームセット。7-3で大阪桐蔭が勝利しました。
大阪府の学校の優勝は、平成5年・上宮高校以来19年ぶり、6校目。9度目です。
光星学院は長身の好投手・藤浪に11安打と捉えましたが、3併殺、11残塁という数字もあり、攻略したとは言い切れません。
春夏を通じての甲子園大会で、「最も長身の優勝投手」となった藤浪は、たぶん将来はプロ野球へ進むでしょう。でも現状では、スライダーの制球力が不充分で、直球に的を絞られたら通用しないでしょう。
夏の甲子園にもっと成長した姿で登場して来て欲しい。そう願いたい程の、素晴らしい投手です。
右から左へ強い風が吹く中、プレイボールがかかりました。
1回表のピンチを切り抜けた大阪桐蔭。1日間があいたためか、光星学院の先発投手は、城間。2戦連投の形になりました。
2アウト後、準決勝までの2番から3番に変わった水本は、初球のカーブをライト線へヒット。続く4番は、今日も田端の代役で、小池。でも今大会は10打数1安打の打率1割。カウント3-1からの5球目。低めスライダー。ボールの下側を巧く叩き、レフトスタンドへ。甲子園での2本目の安打が、価値ある先制2ランとなりました。
春の初優勝に向かって好スタートです。
2回表の満塁のチャンスも逸している光星学院の3回表。
1回表のチャンスにショートゴロ併殺打に倒れた3番・田村は、外角ストレートを、左中間をライナーで破るツーベースヒット。4番・北條は低めのフォークをすくい上げ、レフト線へ。これもツーベースヒットで、田村が還り、1点差。なおも 5番・武田が真ん中、甘めのストレートに詰まりながらも、センター前ヒット。同点に追い付きます。
タイスコアになった直後の3回裏ウラ。先制本塁打の4番・小池は外角高めストレートをライト前ヒット。1死一塁。5番・安井は、城間の高めに甘く入ったカーブを右中間へ深々と破る三塁打。一塁走者が還り、再びリード。
今大会のラッキーボーイ的存在の6番・笠松は、2球目の内角ストレートがデッドボール。1死一、三塁。7番・白水は外角ストレートを引っ張り、二塁手右を破るヒット。この回2点目。一塁走者も三塁へ進み、再び、1死一、三塁。
ここで光星学院は、先発・城間を諦め、エースナンバーの金沢がマウンドへ。
金沢にとって最初の打者、8番・水谷をセンターフライに仕留めますが、三塁走者・笠松はタッチアップで生還。犠牲フライとなって、5-2。
3回終了時で、3点リードの大阪桐蔭。準決勝までの4試合で、打率.285、本塁打5本、総得点20と活発だった打線が今日も好調。初優勝にひたひたと近づきつつあります。
でも、夏の借り──昨夏の決勝を経験した選手も残り、今度こそ優勝と燃える光星学院。
5回表 、好調 3番・田村がフォークボールを、遊撃手右を破りセンター前ヒット。3回にタイムリー2塁打を放っている4番・北條。ここでも、藤浪の甘いスライダーを鋭くバットを一振。左翼手の頭上をあっと云う間に越えて行った大きなライナー性打球は、フェンスを直撃。一塁走者が一気に還るツーベースヒット。1点を返して、3-5。
5番・武田は送りバントをピッチャー・藤浪の右へ転がすと、捌いた一塁手・小池のベースカバーに入った二塁手・大西への送球よりも武田の足が早く、セーフ。内野安打となって、ノーアウト一、三塁。絶好のチャンスへ拡大しました。
6番が凡退し、1死後、7番・城間。外角スライダーを引っ張った、強烈で低い打球は三遊間へ。これに三塁手・笠松がダイビング。伸ばしたグラブに収めると、笠松は向きを変えながら身を起こすとすかさず本塁へ送球。スタートを切っていた三塁走者はタッチアウト。2死一、二塁となりました。
次打者も四球で、よりチャンスは広がりましたが、9番・金沢が投手ゴロに終わり、この回は1点どまりでした。笠松の打球処理の場面は、抜ければ追加点を許すだけでなく、これまで甘い変化球ばかりを快打されていた藤浪にとって、通じていたストレートを真っ芯で捉えられてのタイムリーヒットになっていたわけで、ショックも残った筈。それを阻止した笠松の守備は、ゲーム全体を通しても『ビッグプレー』となりました。
そんな好守もありリードを維持した大阪桐蔭は、7回に主将・水本、8回は今日1番打者に起用された森の2本の犠牲フライで着々と追加点をあげ、7-3として、9回表の攻撃を迎えます。
東北勢悲願の初優勝に後がなくなった光星学院 。この回、先頭の 2番・村瀬の、外角ストレートを地面に叩きつけた打球は、藤浪の前で大きく弾んで頭上を越えて行きかけますが、藤浪が飛びつくように左腕を伸ばし、キャッチ。ピッチャーゴロで、1アウト。マウンドでの躍動感は、スタミナが充分残っている証でしょう。
続く強打者、3番・田村は、フルカウントまで粘った末に低めストレートをセンター前へ持っていき、ヒット。1死ながら一塁と、希望の灯をともします。
でも藤浪に相性の良かった4番・北條は、外角低めのストレートに思わずハーフスイング。スイングをとられ、空振り三振。2アウトと、ますます苦しくなりました。
5番・武田への2球目はワイルドピッチとなり、一塁走者は二塁へ進み、2アウト二塁。しかし武田は、外角高めのストレートを高々と打ち上げてしまい、左翼手・安井が前進しながらがっちり掴み、3アウト。
ゲームセット。7-3で大阪桐蔭が勝利しました。
大阪府の学校の優勝は、平成5年・上宮高校以来19年ぶり、6校目。9度目です。
光星学院は長身の好投手・藤浪に11安打と捉えましたが、3併殺、11残塁という数字もあり、攻略したとは言い切れません。
春夏を通じての甲子園大会で、「最も長身の優勝投手」となった藤浪は、たぶん将来はプロ野球へ進むでしょう。でも現状では、スライダーの制球力が不充分で、直球に的を絞られたら通用しないでしょう。
夏の甲子園にもっと成長した姿で登場して来て欲しい。そう願いたい程の、素晴らしい投手です。