深夜1時の出発、ミッドナイトウォーキング。
今回は前回に引き続き後半をお届けします。
もしよろしければお付き合いください。
まずは港から、一部前回と重複しますがご容赦ください。
係留された漁船達、もう出漁することはないんでしょうか、いつも同じ顔ぶれが変わらぬ姿で其処にあります。
潮の匂いと共に衰微が漂っています。
此処は昔、テントが並んで、市場が開かれていた場所、賑わっていたんでしょう、残骸とおぼしきものが少し残っていました。
次は町、少なくなった看板が、余計昔の隆盛を感じさせます。
これも町の一角、かつてはアーケードにしようかなどと盛り上がった時代もあったそうです。
次は踏み切り、これで町を一周しました、此処からは私のテリトリー、行くも帰るも自由、しかし単調で長い道が続きます。
夜道ですがこんな出会いも待っています。
来ることの無い客を求めて寂しく佇んでいます、彼らにも孤独の匂いがします。
年に一度大祭があってその時走る、お供馬のスタート地点、今は祭のあとの淋しさが滲んで付着しています。
紹介しておきましょう私の相棒です、誘わなくても何時も付いて来て、独り言や呟きを嫌な顔もせず聞き流してくれます。
どうやら性格や姿かたちも似ているような。
いよいよハイライトの大鳥居、此処で終盤、今日の無事を心から感謝、此処はそういう気持ちにさせてくれます。
ゴールまで後僅か。
この光が見えたらもう安心、今日も良く歩きました。
そして我が家、事故もなくて良かった、良かった。
お疲れ様でした。
これで約14500歩、距離で9.6キロ。
私にとって2時間ウォーキングはちょっとした、小旅行、発見に満ちた大冒険。
孤独を満喫、堪能、しました。
眠れぬ夜、たまには貴方も如何でしょうか?
by konoe73