高知県立坂本龍馬記念館「龍馬書簡集」(2006) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




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『候文』があまりにも読み難く、さっぱり頭🧠に入らなかったので、9年前に読んだ本📕を、本棚から引っ張り出し再読した。


この本は、坂本龍馬記念館所蔵の龍馬の手紙(複製含む)40通の原文と現代語約が併記されており、非常に読み易く、判り易いので、大変有り難い。


やはり、一番読んで面白く、龍馬の人柄が身近に感じられるのは、3歳上の姉の乙女に宛てた手紙である。

乙女宛て手紙には「日本を今一度洗濯致し申し候」や「エヘンの手紙(勝海舟に弟子入りしたことをエヘンエヘンと自慢気に書いている)」等、有名なものが多い。

長州の桂小五郎(木戸孝允)や三吉慎蔵に宛てた手紙では、当たり前だが、真面目で大人の文章を書いており現代で言えばビジネスEメールだが、肉親である乙女には表現も自由奔放まるでLINEの様である(笑)

手紙から読み取れる龍馬の人柄は、ユーモアに富み、相手への細やかな気配りがあり、それでいて発想は既成概念に囚われず、自由奔放で新しいということだろうか。

お堅いところでは、手紙ではないが、身分・階級に寄らず海外で活躍出来る人材を求めている海援隊規則や、近大国家の骨格を示した新政府八綱領案に龍馬の進歩的考えが見て取れる。


ただこの本の難点は、掲載されている手紙が、坂本龍馬記念館所蔵のもの40通に限られていることである。現存する龍馬の手紙は139通…。残り99通の現代語訳を探す旅はまだまだ続く(笑)。


《⬆ 以上の記事は、2015/10/21の記事を加筆修正したものです。》






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