リチャード·C·サラフィアン 「バニシング·ポイント」(1971) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【日本語字幕付予告編 オリコン洋画館 ORICON NEWS チャンネル 2023/2/6:1分41秒】



【作品紹介:「Wikipedia」より引用。】  


他愛のないことを切っ掛けとして、理由も見えず、ただひたすら車を走らせる男を描いた本作は、アメリカン・ニューシネマに分類される。劇中にタイムリミットの設定があるため、たびたび主人公の現在地と時刻が字幕で挿入され、さらに主人公の過去と現在が入り混じるフラッシュバックの手法が多用されている。また、ロードムービーとして、1970年代当時のアメリカでの特異な風俗・文化・ムーブメントがシークエンスの中で描かれた。

公開当時のアメリカでの収益こそふるわなかったが、日本では第45回(1971年度)キネマ旬報ベストテンで第5位に選ばれており、アメリカでも現在にいたるまでカルト的な人気がある。


【あらすじ:Wikipedia」(⬆)より引用。】  


1970年代のアメリカ合衆国で、新車の陸送を仕事としている男コワルスキー (バリー・ニューマン) は、請け負った「白の1970年型ダッジ・チャレンジャー」の陸送で、翌日の午後3時までの15時間でコロラド州デンバーからサンフランシスコまで到着させるという賭けをすることになった。


途中、スピード違反で警察に追いかけられ、派手に騒ぎを起こして振り切ったことを地方ラジオ局の盲目の黒人DJ・スーパー・ソウル (クリーヴォン・リトル) に放送されたこともあって、他愛のない賭けは思わぬ大騒動へと発展する。かつてベトナム戦争に従軍した退役アメリカ陸軍軍人であり、レースドライバーであり、警官であったこともあり、そして愛する女を失った男であるコワルスキーは、数々の障害が降りかかろうと、道々に追跡してくる警察を蹴散らし、ただひたすら車を走らせ続ける。


そんな彼に対して、スーパー・ソウルを始め、共感するものたちの輪が広がっていき、ある者は協力し、またある者は声援を送った。その有様を苦々しく思う警察は、威信にかけてコワルスキーを止めようと異常なまでの検問をひく。それでもコワルスキーは、アクセルを踏み続けるのだった…。



【結末までのネタバレありのあらすじ:「MIHOシネマ」をご参照下さい。



【感想】

この映画は、おそらく最初名画座で観て、とても気に入って、その後も名画座で数回観たと思う。今回は何十年ぶりかの再会❗🤩。
若い頃は、反体制的とか小難しいことより、ただひたすらにクルマをぶっ飛ばすところが好きだったのだと思うのだが、今回気がついたのは、主人公の苗字。コワルスキーというのは、調べたらポーランド系。米国の観客はその苗字を聞いただけで判るのだろうし、今でも歴然と格差はあるのだろうが、この映画の公開は1971年。彼がそういう米国の中での出身国別格差に鬱屈として生きていたのだろうと想像する。ベトナム戦争で英雄になろうと、レーサー🏎🏁として活躍しようと、彼の心は満たされることはなかったのだと。
いかにもアメリカ🇺🇸という中西部の風景が映画の全編を通して映し出されるが、彼は言わば遅れて来た西部劇のアウトローの様な存在なのかもしれない。


【スタッフ·キャスト等:「Wikipedia」(⬆)及び「映画.com」より引用。】
スタッフ
監督:リチャード·C·サラフィアン
脚本:ギレルモ·ケイン (ギリェルモ·カブレラ=インファンテ)
原案:マルコム·ハート
撮影:ジョン·A·アロンゾ
キャスト
コワルスキー:バリー·ニューマン
スーパーソウル:クリーヴォン·リトル
上映時間·公開日
上映時間:1時間46分
米国公開日🇺🇸·:1971年3月13日
日本公開日🇯🇵:1971年7月17日
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鑑賞日:2023年3月3日
場所:シネマート新宿





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