題名:「宙を数える」 書き下ろし宇宙SFアンソロジー
編者:東京創元社編集部
出版元:東京創元社 (創元SF文庫)発行日:2019年10月31日
読了日:2023年6月27日
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240126/11/451skibaka7440/16/ac/j/o0747100015393798293.jpg?caw=800)
【作品概要:「BOOK WALKER」より引用。】
【東京創元社文庫創刊60周年記念刊行】創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞者、佳作入選者が競演。〈時間編〉には松崎有理(第1回正賞)、空木春宵(第2回佳作)、高島雄哉(第5回正賞)、門田充宏(第5回正賞)、石川宗生(第7回正賞)、久永実木彦(第8回正賞)、八島游舷(第9回正賞)の7名の傑作を収録。正統派のタイムリープものから、古典落語をモチーフにした幽霊譚、全人類がみなバーチャル世界で生きる未来での引っ越し騒動まで。2020年代のSF界を牽引する“東京創元社生まれ”の気鋭作家たちが贈る、書き下ろしテーマ・アンソロジー。
【収録作】はじめに 東京創元社編集部/「未来への脱獄」松崎有理/「終景累ヶ辻」空木春宵/「時は矢のように」八島游舷/「ABC巡礼」石川宗生/「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」久永実木彦/「ゴーストキャンディカテゴリー」高島雄哉/「Too Short Notice」門田充宏/ちいさなあとがき
題名:「時を歩く」 書き下ろし時間SFアンソロジー
編者:東京創元社編集部
出版元:東京創元社 (創元SF文庫)
発行日:2019年10月31日
読了日:2023年7月10日
【感想】
自分の頭🧠で考えると、圧倒的に宇宙SFが好きだと思うのだが、実際に読んでみると、面白いのは時間SFの方かも🦆しれない。この2つのアンソロジーでも、「時を歩く」の掲載作品の方が印象に残っている。
未来と過去の輪が綺麗に閉じる様な、読後感がすっきりした予定調和的作品も好きだが、そうはならずに時間が解けて、収拾がつかない様な作品にも惹かれる。何故なのだろうか?。
宇宙の広大さを、なかなか文学で語るのは難しいが、時間はたった昨日今日の物語でも、めくるめく様な迷宮に陥り易いのではないかと思う。
宇宙と時間が絡んで、時空の彼方に連れていかれる様な物語が一番好きなのかも🦆。
いずれにしても、SF好きの方に、この2つのアンソロジーは、超オススメである。
No.12824 Day 5318