【予告編 CURIOSCOPE チャンネル 2012/11/9公開:2分51秒 (「ノスフェラトゥ」は1:23頃より)】
【作品紹介:「映画.com」より引用。】
ブラム・ストーカー原作の小説の映画化 (1922) のリメイクで、悪の象徴で災禍をもたらすドラキュラ伯爵の孤独な宿命を描く恐怖映画。
製作・脚本・監督は、ドイツの鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク、撮影はヨルク・シュミット・ライトヴァイン、音楽はポポル・ヴー、メイクアップは麗子クルックとドミニク・コラダンが担当。出演はクラウス・キンスキー、イザベル・アジャーニ、ブルーノ・ガンツほか。
【あらすじ:「MIHOシネマ」()より引用。】
ドラキュラは、夜毎に街を徘徊し、シュレイダーの家にいるジョナサンとルーシーを発見する。ドラキュラは眠るルーシーのもとへ忍び込み、襲いかかろうとする。ルーシーは、身につけていた十字架をドラキュラにかざし、ドラキュラを撃退する。翌朝、ルーシーは、ジョナサンが持ち帰った本から、ノスフェラトゥの生態と弱点を知る。
レンフィールドは脱獄し、主人であるドラキュラのもとへ向かい、ネズミの大群を街に連れてくるよう指示を受ける。
街の中は、ペスト死者の棺とネズミが溢れている。ルーシーは、ペストの原因がドラキュラであることを街の人間に訴えるが、誰も耳を貸そうとしない。ルーシーは、ヘルシングにも相談するが信じてもらえず、一人でドラキュラと対決しようと決意する。
ある朝、ミーナの死体が発見され、シュレイダーは病院へ送られる。ルーシーは、犯人はドラキュラであると見抜く。夜、ルーシーは、本に記されていた通りに聖餐用のパンでジョナサンの周りに結界を作り、自分はベッドに横たわってドラキュラの出現を待つ…。
【結末までのネタバレありのあらすじ:「MIHOシネマ」をご参照下さい。】☆
【感想】
ドイツの名匠ヴェルナー·ヘルツォーク監督特集。最初に鑑賞したのは、この「ノスフェラトゥ」。
ドイツが誇る怪優クラウス·キンスキー (ナスターシャ·キンスキーの実父) 演じるドラキュラ伯爵は、薄気味悪さは満点だが、現代のホラー映画の様な怖さや仕掛けはない。動きは少しユーモラスですらある。まるで古美術品を鑑賞している様な感じだ。
町に疫病が蔓延し、人々の姿が少ない中でネズミが町中に大発生しており、そんな中敢えて外で食事をしている様なシーンがあったが、たくさんのネズミの方が、ドラキュラより怖かったくらいだ。
元となった、ブラム·ストーカーの原作や1922年の映画は未読/未見だが、ヘルツォークによる本作は、ドラキュラ伯爵とルーシー·ハーカー (イザベル·アジャーニ) の一種のラヴストーリーになっている。不思議な魅力を称えた映画だ。やるな~、ヘルツォーク❗ これから彼の作品群を観て行くのが楽しみだ😆
【スタッフ·キャスト等:「Wikipedia」より引用。】
スタッフ
製作·監督·脚本:ヴェルナー·ヘルツォーク
原作:ブラム·ストーカーの小説「ドラキュラ」(1897)
撮影:イェルク·シュミット=ライトヴァイン
美術:ヘニング·フォン·ギールケ
音楽:ポポル·ヴー
キャスト
ドラキュラ伯爵:クラウス·キンスキー
ルーシー·ハーカー:イザベル·アジャーニ
ジョナサン·ハーカー:フルーノ·ガンツ
上映時間:1時間47分
西ドイツ公開日🇩🇪:1979年4月12日
日本公開日🇯🇵:1985年12月14日
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鑑賞日:2022年6月17日
場所:アップリンク吉祥寺
No.12090 Day 4911