村上春樹 「アフターダーク」 (2004) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【作品紹介:講談社BOOK倶楽部より引用】


真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。

時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう1人の若い女性をとらえる――。

新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編第11作。



【感想】

村上春樹長編第11作だが、大作「海辺のカフカ」(2002 文庫本2冊1,000頁)と超大作「1Q84」(2009~2010 文庫本6冊2,100頁)の間に書かれた作品であり、文庫本1冊290頁だと、まるで短編の様に短く感じる。まして、たった一晩(0時~7時)の出来事についての物語なので尚更か。

それでいて不思議でダークな村上ワールドは味わえるので、「国境の南、太陽の西」(1992)と「スプートニクの恋人」(1999)と並び、村上春樹入門にはおすすめであろう。




著者:村上春樹
題名:アフターダーク
単行本発行日:2004年9月7日
文庫本発行日:2006年9月15日
発行元:講談社(講談社文庫)
読了日:2021年7月5日





No.11470    Day 4440