劉慈欣 「三体」 (2006) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【Rakutenブックスよりの引用(右矢印)】

内容情報(BOOKデータ ベースより)
物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。
失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
数十年後。ナノテク素材の研究者・汪森(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体“科学フロンティア”への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象“ゴースト・カウントダウン”が襲う。
そして汪森が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
本書に始まる“三体”三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。

感想
何、こんなところで終わるのか、まだ全然物語の始まりではないか! まあ、本作は第1部。「三体」シリーズは3部に亘る壮大な小説なのだ。

出版社の宣伝文句に、小松左京(1931-2011)の様な巨編とあったが、著者の大風呂敷の広げ方から、私が彷彿させられたのは、J•P•ホーガン(1941-2010)である。その大胆で強引な展開(笑)、物語が文化大革命から始まるのも良い。ヴァーチャル ゲームの世界は、ホーガンの「内なる宇宙(1991)」を連想させられた。

で、私が本書を読み終ったら、タイミングの良いことに、続編の「三体II 黒喑森林(上)・(下)(,)」がこの6月18日に、発行されているびっくり

中国人作家の作品ということで、本書を敬遠していた貴方(かくいう私もそのひとりだが 笑)、とにかくSFが好きだという貴方で、本書未読の方は、今から本屋に駆けつけるべし! 私は続編を買いに走る走る人走る人走る人DASH!ビックリマーク


著者:劉慈欣(リウ ツーシン)
題名:三体
発行元:早川書房
発行日:2019年7月4日
中国語原著発行年:2006年
読了日:2020年6月30日





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