【イントロダクション:Amazonよりの引用(→☆)
】
【感想】
7年前に読んだ同じ著者の「ブラインドサイト」(2006)では、その難解さに大苦戦したが、今回は短編集なので、ずいぶんと読み易い。それでも良く判らない物語もなおあるのだが(笑)
「ブラインドサイト」もそうだったが、著者の最大の感心は、「意識、認識、知性、自由意志」等の様だ。それらは人間に固有のものでは無く、機械や、人間とは遥かかけ離れた生命体にも、存在あるいは出現し得るもので、宇宙で特に珍しいものではないと。いいなあ、小松左京にも通ずるこの大風呂敷(笑)
また後半の三作「ホットショット」「巨星」「島」は、作家の遠未来史の各エピソードの様で、これらを繋ぐ新たな短・長編が発表されるのが楽しみだ。でも、その前に「ブラインドサイト」にもう一回挑戦しないといけないなあ(笑)
【東京創元社HP:(→☆)】
No.10632 Day 3992