アンリ・ヴェルヌイユ 「地下室のメロディー」 (1963) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?


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出所して来たばかりの老境のギャングのシャルル(ジャン・ギャバン)は、生涯最後の仕事として、カンヌのカジノの地下金庫から10億フランを強奪する綿密な計画を立て、刑務所で知り合ったフランシス(アラン・ドロン)と、その義兄のルイ(モーリス・ビロー)を仲間に引き入れた。

金持ちの青年を装い、カンヌのホテルに滞在するフランシス。カジノの踊り子と親しくなることで、フランシスは一般客が立ち入れないカジノの舞台裏に出入りすることが出来る様になった。

カジノのオーナーが売上金を運び出す日を狙って、地下金庫を襲撃するシャルルとフランシス。

10億フランの札束をバッグに詰め、何食わぬ顔でホテルに戻るが、予想外の事態からフランシスの正体が露見する危険性が高まった。

計画の急な変更を余儀なくされ、隠し場所から大金の入ったバッグを持ち出すフランシス。そこへ更なる不運が重なり・・・



粋で洒落ていて、大好きな映画だ。役者もジャジーな音楽もイケてるし(↑ 一度は聴いたことのある方も多いであろう有名な曲)、サスペンスも効いていながら、ひとりも死なない犯罪映画。登場人物は誰も殴られてすらいないのでは? スマートこの上ない。
と言っても、シャルルとフランシスには残念な結果に終るのだが(笑)

白黒の画面も引き締まって良いし、ジャン・ギャバンは渋いし、アラン・ドロンはちょっととっぽいけどカッコ良い。
一時の夢だった様な。でも、良い夢見たじゃないか。

テンポとリズムの良さも名作と言われる所以だろう。

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監督:アンリ・ヴェルヌイユ
脚本:ミッシェル・オーディアール、アルベール・シモナン、アンリ・ヴェルヌイユ
音楽:ミシェル・マーニュ
キャスト:
シャルル:ジャン・ギャバン
フランシス:アラン・ドロン
ルイ:モーリス・ビロー

上映時間:1時間58分
フランス公開:1963年3月19日
日本公開:1963年8月17日
鑑賞日:2017年7月10日
場所:東急Bunkamura ル・シネマ2





No.8536    Day 2908