米国で金利の引き上げが行われる…
という記事を新聞、ニュースなどでよく見かけますね。
過去、金利の変動で市場がどのように反応したんだろう…と気になって調べてると、以下の記事にあたりました。
「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド 第4版」ジェレミー・シーゲル著(日経BP社)
『 FRBの金融政策の株価に与える影響は劇的だった。FFレートの引き上げ後、株式の利回りは平均を大きく下回り、逆にFFレート引き下げ後は利回りが平均を大きく上回った。
1955年以降、116回のFFレート引き上げから12カ月後の株式のトータルリターンは7.4%である。一方、108回のFFレート引き下げから12カ月後の同利回りは15.3%である。
この傾向が将来も続くなら、投資家はFRBの金利引き下げ後に株式を買い増し、金利引き上げ後に株式を売却することにより、バイ・アンド・ホールド戦略を大きく上回る利回りを達成することができる。
だが、このとおりにはならないかもしれない。
この戦略は1950年代から90年代まではうまくいったが、2000年以降は、FFレート変更の株式市場への影響はそれまでとは正反対のものになった。金利引き下げで株式の利回りが下がり、金利引き上げで株式の利回りが上がったのである。』
金利引き上げで株価は下がり、引き下げで株価は上がると漠然と思っていたので意外なデータでした。
2000年以降は想像していたのとは逆方向に株価は動いているようです。
『 何が起こったのか。上昇しつつあったインフレ率を抑えるため、FRBは1999年6月に利上げを始め、2000年5月まで続けた。だが、株式市場はこの利上げを無視し、2001年9月の暴落まで利上げ開始後15カ月以上も上昇を続けた。
景気が突然減速して、FRBは2001年1月に緩和をし始めたが、市場は下落を続け、2002年10月に底入れした。FRBは2003年6月に最後の0.25%の引き下げを行い、金利は50年で最低の1%に達し、それが1年間続いた。
市場は2003年に力強く反発し、経済が回復し始めた2004年6月に、FRBは最初の0.25%の金利引き上げを行った。金利は17回引き上げれ、2006年の夏に終了した。一連の引き上げにもかかわらず、株価は上昇を続けた。
FRBが緩和し始めると買い、引き締めると売り、という戦略では、過去10年の間はたいした成果はあげられなかった。』
その理由としては、いくつも考えられるとしながらも、投資家が金利の変動をあらかじめ予測し、株価に織り込むようになったためではないか、とありました。
結局のところ近年に関してはよくわからんということ…か。
日本経済新聞に著名投資家ジム・ロジャーズ氏のインタビュー記事が載っていました。
世界の中央銀行が行ってきたマネーの供給が、来年のどこか、遅くとも2016年には収縮し始める。そして、FRBの政策金利引き上げによって、世界市場が荒れるかもしれない、とのこと。
Yahoo! FinanceでS&P500のチャートをみてみると、リーマンショク後からほぼ一本調子で上昇し、過去最高値を更新し続けています。
なーんとなく不安を感じざる得ない。
こういうとき過去の株価大暴落のデータを見ると、そういう事態もありえるな、と最悪の事態をイメージできます。
もちろん、暴落すれば株式のバーゲンセールとなるので、期待もありますが(笑)
以下、Wikipedia(株価大暴落 1987年の暴落)より抜粋。
『 1987年10月19日の暴落は1987年のブラックマンデーとよばれ、5日前の14日にはじまった株価下落のクライマックスであった。
ダウ式平均株価は10月14日に3.81%下落し、16日にさらに4.60%下げた。しかしこれは翌週の19日に比べれば物の数ではなかった。ブラックマンデーにはダウ式平均株価は508ポイント、22.6%を下げた。
S&P 500は282.7から225.06に20.4%下げた。NASDAQ指数は11.3%の下げに留まったが、その理由は売り注文が膨らまなかったのではなくNASDAQの市場システム(Market system)が機能しなくなったからである。
売り注文が殺到したニューヨーク証券市場では上場株2,257種のうち195種は注文に対応しきれず値がつかなかった。
NASDAQの状況はさらに深刻だった。マーケットメーカー(Market maker)の撤退を許容する市場形成システムを重視したため、NASDAQ市場の流動性は蒸発した。多くの株取引で一株あたりの売値(Ask price)が買値(Bid price)よりはるかに高い異常な状態だった。
このような行き詰まった状況で、市場は取引時間を大きく短縮した。19日にはNASDAQ市場でマイクロソフト株の取引は54分間で打ち切られた。
この暴落は一取引日の損失としてはウォール街の歴史で最大である。14日の取引開始から19日の取引終了までにダウ式平均株価は760ポイント、31%を下げた。』
これからもダウやS&P500が20、30%下げるような日がどこかでやってくるのかもしれません。
そういう事態も想定できてる??
と自身に問いかけたいものです。
最後までお付き合いありがとうございます。
