人魚姫、人魚ver。 | じえ紗友梨の撮影日誌。

人魚姫、人魚ver。

こんばんは、初めまして。



衣装担当の清水屋です。



今日は、まるっと1日製作作業に明け暮れる事が出来る!と張り切って朝の5時に目が覚めました。



Sippo11



午後8時。割とのんびり休憩を取りながらも、こんな感じに仕上がりました。



以下、順を追って製作過程を公開してみます。





Sippo01



布の状態です。DXラメシャー;幅144cm×120cm



今回は型紙なしで製作したので、どこにどうダーツを入れて、どうカッティングして、どう縫えば、想像通りの立体になるか、を。



この状態の布を観察して脳内で組み立てます。ただ吊るしてるだけですが、割と重要なポイントです。



Sippo02



カットを終え、生地全面に綿を貼り付けました。



面積が広いので庭の物干しを使用。朝陽が目に清々しい晴天でした。



Sippo06



ダーツを入れて、立体にしました。



後にはファスナーを付けるための空きが二箇所に空いてます。



この状態でシルエットの確認をします。実は最初はメタボなシルエットだったのに、その後にスリムになるようダーツを深く入れ直しました。



型紙・仮縫いの手間を省いた分。後に修正が入るのは考慮の上のなので、糸を解かず修正できるようにあらかじめ浅くダーツを入れて様子を見ながら調整するのがポイントです。





Sippo07



表の生地が縫い終わったら、それに合わせて内側に入れる「内布(正式名は知りません)」を作ります。



キルト綿の厚みの分、一回り小さく作るので、縫い終えた表の生地を型紙代わりにして、一気にここまで縫い上げました。



こちらには既にファスナーが付いています。ウエスト部分と、足を出す部分です。



(※足を出せないと色々大変なのです。ネタではありません)





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表の生地と内布を縫い合わせ、尾びれの部分を作ります。



尾びれはワイヤー入りです。周囲・筋・中心、とワイヤーの太さを3種類にしたら、赤・白・青のトリコロールになりました。(分かりやすいように色分けしてました)



太さを変えるのは可動性・耐久性・ヒレっぽさの折り合いです。





Sippo10



ドッキング。



片側だけくっ付けて様子を見たら、今一尻尾が重くてうまく持ち上がらなかった為、補強に針金ハンガーを伸ばしてワイヤーとして使いました。



針金ハンガー、大活躍です。





尾びれ部分まで入れると、軽く150cmを超える大きさになってしまいました。



どうやって梱包しようか悩むところです。