人魚姫、人魚ver。
こんばんは、初めまして。
衣装担当の清水屋です。
今日は、まるっと1日製作作業に明け暮れる事が出来る!と張り切って朝の5時に目が覚めました。
午後8時。割とのんびり休憩を取りながらも、こんな感じに仕上がりました。
以下、順を追って製作過程を公開してみます。
布の状態です。DXラメシャー;幅144cm×120cm
今回は型紙なしで製作したので、どこにどうダーツを入れて、どうカッティングして、どう縫えば、想像通りの立体になるか、を。
この状態の布を観察して脳内で組み立てます。ただ吊るしてるだけですが、割と重要なポイントです。
カットを終え、生地全面に綿を貼り付けました。
面積が広いので庭の物干しを使用。朝陽が目に清々しい晴天でした。
ダーツを入れて、立体にしました。
後にはファスナーを付けるための空きが二箇所に空いてます。
この状態でシルエットの確認をします。実は最初はメタボなシルエットだったのに、その後にスリムになるようダーツを深く入れ直しました。
型紙・仮縫いの手間を省いた分。後に修正が入るのは考慮の上のなので、糸を解かず修正できるようにあらかじめ浅くダーツを入れて様子を見ながら調整するのがポイントです。
表の生地が縫い終わったら、それに合わせて内側に入れる「内布(正式名は知りません)」を作ります。
キルト綿の厚みの分、一回り小さく作るので、縫い終えた表の生地を型紙代わりにして、一気にここまで縫い上げました。
こちらには既にファスナーが付いています。ウエスト部分と、足を出す部分です。
(※足を出せないと色々大変なのです。ネタではありません)
表の生地と内布を縫い合わせ、尾びれの部分を作ります。
尾びれはワイヤー入りです。周囲・筋・中心、とワイヤーの太さを3種類にしたら、赤・白・青のトリコロールになりました。(分かりやすいように色分けしてました)
太さを変えるのは可動性・耐久性・ヒレっぽさの折り合いです。
ドッキング。
片側だけくっ付けて様子を見たら、今一尻尾が重くてうまく持ち上がらなかった為、補強に針金ハンガーを伸ばしてワイヤーとして使いました。
針金ハンガー、大活躍です。
尾びれ部分まで入れると、軽く150cmを超える大きさになってしまいました。
どうやって梱包しようか悩むところです。