本学の授業は、三分の一までなら休んでも期末テスト受験資格を失わない。しかし、保育実習研究の欠席は2回で実習停止にするぐらいの厳しさ及び内規が必要である。その他の講義と違って、直接、外部と繋がっている科目であり、その重要性は大きい。
可愛そうだからと、無選抜に実習生を送り出すことは、学科の地域の信用を貶めている。しっかりとした実習生選抜基準を創設し、その基準以下の学生は可愛そうだからと言って実習に出さないようにすることが望ましい。なぜなら、実習園に在籍する子どもたちの発達する権利を保障することも、保育者養成校の責務だからである。その子どもたちの発達が脅かされるような実習生はビジネスライクな考えで実習に出すべきではない。資質の不備な学生を実習に出すことが学生への教育というのならば、それは間違えである。
我々が保育者養成をする意義は、地域の子どもたちの最善の利益を保障するために、優れた保育者を養成することである。地域の子どもたちの最善の利益を脅かすような実習生を実習園に送り込むことは、保育者養成校の本来の意義を見失うことになりはしないかと考える。