このブログでも何度か取り上げたことのある
「司法書士の報酬」に関するアンケートの話です。
平成15年にそれまであった司法書士の報酬基準が撤廃され、
各司法書士ごとに報酬を決定することになりました。
もちろん事前に説明の上、依頼を受け進めていくのですが、司法書士事務所選びの際に一定の基準はあった方が良いとのことから、司法書士会会員にアンケートを取っており、それを公開しておりました。
これまでが5年毎だったので、昨年、令和5年がアンケートの年だと思っていたのですが、
昨年はそんな素振りもまったくなかったので、
日本司法書士会連合会は報酬のアンケート止めたのかな
と思っておりましたが、
1年ズレて、これから実施するようです。
昨日事務所のポストを確認したら、日本司法書士会連合会から
「報酬に関するアンケート」が届いていました。
当事務所に届いたのは初めてのことです。
平成30年のアンケートに関する説明を確認したところ、
『対象・全国の会員から抽出した4,484名の司法書士』
とありました。
なんとなく、使わなくていい運をもったいないところで使ってしまったような気分ではあります...
とはいえ、せっかく選ばれたのでしっかりとアンケートには答えたいと思います。
ちなみに前回の回答回収率は、
1,193/4,484
26.6%
今回はオンラインでの回答原則としているとのことなので、
前回よりは回収率上がるでしょうか?
この報酬アンケート、
もちろん回答された司法書士事務所に限って、ということですが、
不思議な地域性が出るんですよ。
関東のほうが全体的に高いんだろうな、
という肌感で見てみると、
意外や意外、近畿地区の方が高かったり士ます。
決まった報酬基準がないので、
司法書士事務所としても、自分の報酬が高いのか安いのか分かりません。一定の基準にはなるので、私は司法書士としても、こういうアンケートの実施はありがたいです。
ちなみに前回のアンケートの一部抜粋です
【関東地区の株式会社設立(発起人2名、資本金500万円)】
低額者10%の平均 51,220円
全体の平均値 99,611円
高額者10%の平均 172,877円
平均と低額者の間でこれだけの差があるようです。
安かろう悪かろうでは問題ですが、
一つの判断基準にはなりますよ、その事務所が高いのか安いのか。
ちなみに当事務所の株式会社設立はここでみるとほぼ全体の平均と同じです。
それと今回興味があるのは、
物価が上がるとそれは司法書士の報酬に反映されているのかどうか?です
そのへんも動向を確認してみたいと思います。
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