経済なき道徳は寝言 | 元八百屋の司法書士 小林彰のブログ

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地元大田区で相続手続を中心に日々奮闘し、大田区の公立小中学校でキャリア教育授業を展開する団体『みらいエール』の事務局長も務める。そんな司法書士の雑文ブログです。

2012年 52

2019年 38(大田区浴場連合会HPよりカウント)

 

 

今から20年以上前

私が大学生の頃の話

 

祖父を車の助手席に乗せて送り、

数時間後に迎えに行く、

これを繰り返していたのが、

池上の久松温泉です。

 

 

黒湯の銭湯が多い大田区の中で

一際「高温の湯」が売りの銭湯で、

特にご年配の方々に絶大な支持のある銭湯です。

 

 

今は半年ほどお休みを頂いていますが、

昨日は、そこで開催された大田区の若いプレイヤーの集まり

「大田区Meetup」に参加してきました(^^)

 

昭和30年から続く歴史の話をうかがい、

お休み中ということで、

浴場の見学もさせていただき、

裸で入るのとはまた違う雰囲気を味わわせていただきました。

 

 

私も、

家にお風呂があっても、子どもの頃から、

定期的に銭湯には行ってたので、

この7年間でお大田区内で26の銭湯が廃業しているという現実を、とても悲しい気持ちでみていますが、

 

『二宮金治郎』こと「二宮尊徳」の言葉にあるとおり、

「道徳なき経済は罪悪であり、

 経済なき道徳は寝言である」
は紛れもない事実。

 

「悲しいから銭湯を潰さないで」、

はただのエゴになってしまいます。

 

実際、銭勘定だけで見れば、

大きな土地を持つ銭湯ですから、

銭湯経営より分かりやすく収益をあげる事業はあるわけで。

 

 

平成20年時点で浴室保有率は95.5%ですから、

銭湯の役割は昔と今では明らかに異なっており、

さらに令和の時代になって、

その役割の違いはより顕著に。

 

 

時代にあった存在意義をしっかりと

見出していかないと、

存続は難しいんだなと、

改めて思った次第です。

 

 

とはいえ、

どうしたらいいものか、

 

簡単ではないとは思いますが、

きっと答えはありますね。

 

 

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