ギリシャでは もう2年も

まともに雨が降ってないそうだ。


アフリカのナミビアでは

干ばつで 食糧生産が出来ず

国民の半数以上が飢えてるので

政府が象やシマウマなど 野生動物を多数

ハンターに射殺させ

国民に その肉を配布する事にしたそうだ。


今 地球は

大量に雨が降る地域と

それとは逆に

ほとんど降らない干ばつ地域に

2極分化していて

このコントラストは 年々ひどくなってる。


科学技術が進歩しても

気象も

人類が 如何ともし難い難敵のままだ。


温暖化ガスを出し続けて来た先進国の

責任だと言って

大量のCO2を出しながら

その排出量を減らすのに真剣さに

欠ける中国とインド。


地球温暖化対策も政争の道具に利用されて

一向に

実質的排出量削減に向かわない国際社会。


温暖化対策の国際会議で

モタモタ綱引きしてるうちにも

温暖化は加速度的に進んでいて

国連の気温上昇の上限目標なんか

とっくに実現不可能になってる。


毎年毎年 気温が上昇して

もうじき 日本は夏 体温を超えるのが

当たり前になって 

近いうちに 屋外を出歩けなくなりそうだ。


いつも思う

この台風の雨雲

干ばつ地域に運んで行けないものだろうか?


水が無くて 多勢が苦しみ

水が多過ぎで 多勢が苦しみ亡くなる。


前も言ったが

温暖化で気温上昇して

山火事が世界中で多発してる。


ちょっとぐらいCO2排出量を減らしたって

山火事一回で 吹き飛んでしまう。


研究者によれば

いわゆる ゾンビ火災 が増える傾向に

あると言う。


夏の火災が地下で 燻り続けて

雪解けと同時に 地表に現れて

再び 山火事を引き起こすのを

ゾンビ火災と呼ぶんだそうだ。


カナダやロシアなど

北極圏に近い地域では

冬 降雪によって 山火事が下火に

なった様に見えて

実は 地下で消えずに燻り続けるケースが

目立ち始めてるのだ。


もうそうなると 手に負えない。

完全に消化出来ないのだから。


インドネシアの泥炭地が

パームヤシの林に開発が進んだり


ロシアのツンドラ地帯の永久凍土が

気温上昇で溶けるのが急速に進んで

サーモカルストと呼ばれる 窪地が

多数出現してる。


地下で眠っていたメタンが

大量に大気中に放出され始めてるのだ。


CO2の60倍の温暖化効果があるメタンガス。

地中で眠っていたメタンの放出増大は

ちまちまCO2排出を削減したぐらいじゃ

全く追いつかない。


6千万年前

巨大隕石の衝突によって 

大気中に舞い上がった大量のチリで

地球が 覆われて

太陽光が遮られ 寒冷化した地球環境に

対応出来ずに絶滅した恐竜。


人類はCO2を出しまくって

地球を熱くしてしまい

地球を地表では暮らせない星に

変えてしまう。


そして恐竜同様

環境変化に適応出来ずに絶滅するか?


H・G・ウェルズの『タイムマシン』の様に

地下で生活する生物に変わって

生き延びるのか?


いずれにしても

地球は

50億年後には

膨張した太陽に飲み込まれるか

その前に 燃え尽きてしまう運命。


美しく多様な生物が生息する星を

人類は

その愚かさゆえ 死の星へと変える。


それは

地球の寿命を 単に短くしただけに

過ぎないのかも知れない。