ルール違反橋も

皆んなで渡れば 怖くない?!的な

自動車メーカー5社の型式認証試験に対する

不正が公表された。


聞けば 随分前からやっていて

ホンダなどは22車種全てが

既に生産終了してるという。


日本の基幹産業とも言うべき

自動車産業 その大手5社は

ずうっと前から ルールを守っていなかった。


この程度ならいいだろう

開発期間が短かったので…

ガバナンスが徹底していない企業体質は

大問題だ。


2016年の三菱自動車

2017年の日産自動車など

認証不正は ずうっと続いている。


命を預ける製品を製造してるという意識が

欠けてると推量され

危険 極まり無い。


と 企業側に全て責任があるか

とも 思え無い点もある。


認証試験制度自体の問題だ。


排ガス規制や安全性など

試験項目が どんどん増えて

型式認証を受けるのに

1年近くかかるという制度の内容自体に

問題があって


例えば

日本の試験より厳しいアメリカの試験を

パスしてるからいいやと

再試験を手抜きをした例が

多く見られる点だ。


だから各メーカー皆んな

安全性に問題は無い と言いきる訳だ。


だったら日本の認証試験って

なんなんだと言う疑問が湧く。


ルールを守らない企業が悪質なのは

変わらないが

時代とともに 認証制度自体を見直して

来なかった国交省にも

問題があるのではないか?


中国などの新興勢力が

次々と短期間で新型車を市場に

投入して来る時代に

試験項目ばかり増やし

日本より厳しい他国の試験にパスしていても

国内仕様に合わせ再試験を

しなくちゃならないなど


時代の変化に合わせて

試験内容を改めなければ

日本メーカーの競争力を低下させる事になる。


豊田会長の謝罪会見から

言い訳がましいが

そんな国交省の対応に対する不満も

聞いて取れ

無理も無い事だと思う。


役人の怠慢。

グローバル市場で 熾烈な競争を

闘う企業の足を引っ張ってるという自覚が

国交省の役人には全く無いのだろう。


日本がガラパゴスと呼ばれる由縁は

こうした国の規制を

世の中に変化に先んじて柔軟に変化対応しない

お役所仕事に

大きな責任がある。


しかし

トヨタは日野 豊田織機 ダイハツに続いて

トヨタ本体も 似たり寄ったりの

ガバナンスに欠ける体質だった事が

今回 明らかになって

モグラ叩きのように問題が出まくる

正に 企業自体が末期症状に見えるのは

私だけだろうか?


認証制度をカイゼンする要望を

自動車車業界は国交省にして来なかったとは

考えにくい。


日本の没落を絵に描いたような

自動車産業の不正事件。


この認証不正の裏に

不正の原因が誰にあるのかを

見逃してはならない。