以前 デジタル社会における一人勝ちアメリカ
と言ったが
プーチンによるウクライナ侵攻以降
エネルギー価格の高騰が続いていて
世界最大の石油埋蔵量のアメリカは
それでも ウハウハ状態な上
更に 潤ってるのは
軍需産業だ。
欧州の軍需産業も大いに活況を呈してるが
何しろ
世界最大の武器輸出国なのがアメリカ。
F16を始め
各種ミサイルなど欧米各国がウクライナに
供与し続けている訳で
それで手薄になる装備を
各国が競って新規購入に走ってる最中だ。
それだけじゃなくて
欧州ではロシアの今後に大いに不安を抱いて
国防予算を 軒並み増大させてるのだ。
何処の武器メーカーも
ウクライナ特需でフル稼働中な所に
更に 購入希望が殺到して
全く生産が追いつかない 嬉しい?悲鳴状態で
今後もしばらく この状況が続きそうなのだから
もう 笑いが止まらない。
現アメリカ国防長官オースティンは
就任直前まで
アメリカ軍需産業の大手レイセオンの役員だった人物で
国防長官就任後は
レイセオンへの発注が激増したと言われてる。
レイセオンは世界トップの
ミサイルメーカーで
トマホークとかパトリオットとか
聞いたことがあるだろうミサイルやミサイル防衛システムはみんな
レイセオン製だ。
アメリカの軍産複合体の話は
前々から 取り沙汰されてるが
共和党であれ民主党であれ
時の政府には
必ず軍需産業出身者が採用され続けてる。
プーチンがロシアに侵攻
さらに
ハマスがイスラエルにテロ攻撃をしかけ
その報復で
イスラエルがハマス掃討軍事作戦を
始める。
それらみんな
アメリカの軍事費支出増大に直結する事象で
アメリカの兵器メーカーは
これ迄の厳しい軍事予算低下の
冬の時代から
一気に天国モード時代に入った感じだ。
アメリカは
今や 一般のモノづくり産業では
中国などに完全に席を奪われて
しまったカタチだが
デジタル
エネルギー
兵器では
ひとり勝ち状態
これらが
好調で強いアメリカ経済の根底と
なってる訳だ。
最大の経済活動は戦争 だと言われるが
予算細りで息絶え絶えだったアメリカ軍需産業
彼らにとって
プーチンは神様に見える事だろう。
アメリカ軍需産業は定期的に
戦争が無ければ息が出来なくなると
言われて久しい。
世界から戦争が無くならない理由のひとつは
世界最大の武器輸出国アメリカの
軍産複合体の存在にあると言っていいと思う。
民主主義を標榜する国が
世界最大の武器輸出国である現実。
それが
憲法で国民に銃の保有を
認めるアメリカの本質と
ダブって見えるのは私だけだろうか?