アフガニスタンのタリバン政権は

国際オリンピック委員会から招待されてる

女子3選手を

自国の代表としては認めないと発表した。


著しい女性差別を実施してるタリバン政権。

スポーツでも女性差別は変わらず

人としての尊厳や人道を無視したタリバンの

姿勢は

度々 国連人権委員会から

強い非難を浴びてる。


他方

ロシアとベラルーシの選手は

オリンピック委員会の審査を受けて

中立な個人としてなら参加出来るが

国家の代表選手としては

参加を認められ無かった。


ロシアによるウクライナ侵攻は

ロシアとベラルーシの選手に

重い十字架を背負わせる形となった。


プーチンの政治プロパガンダ大会に

多勢動員されてるロシアのスポーツ選手たち。

何故なら

多くのアスリートは

国の施設や軍のクラブなどで

カネを支給されて 日々練習してる人が

多いからだ。


今さら 中立と言ったところで

オリンピック委員会の審査を通る訳もなく。


また 通ったら通ったで

こんどは プーチンから どんな仕返しを

受けるかも知れない。

ノコノコ中立のフリも出来ない選手が

多い事だろう。


それでもロシアから23名の選手が

中立の立場で

パリオリンピックに参加するそうだ。


オリンピック以外の国際大会で

ロシア選手の参加で

様々 軋轢が生じてる。


フェンシングの国際大会では

ロシア選手と試合後の握手を拒否した為

勝ったのに ウクライナの選手が

失格となった。


そこで口汚く罵声を発したロシア選手が

話題になったりもした。


素直に握手なんか出来ないウクライナ選手の

気持ちは

痛いほど分かる。


それに対して

言葉汚く罵ったロシア選手の

品性の下劣さったら

まるで加害者の意識が無いのが分かって

却って痛々しい。


オリンピック憲章には

スポーツを行うのは人権の一つで

いかなる差別もなく誰でも

参加出来るとある。


タリバンが女子選手の参加を認めないのは

明らかにオリンピック憲章違反だ。


一方

国籍を理由に参加を認められないのは

オリンピック憲章違反じゃないのか?


国旗掲揚 国家斉唱をしないのと

引き換えに参加を認められたロシアと

ベラルーシの選手。


明らかに矛盾してやしないか?


オリンピックのナショナリズム化は

以前から指摘されていて


陸上競技で勝者が国旗を背負ってトラックを

走り回ったり

目に余る行為が目立つようになった。


それと言うのも

オリンピックの商業化が進んだのが原因で


スポンサーは自国の選手が勝てば

広告効果が高まるから

勝って派手に振る舞って欲しい訳だ。


知らず知らずの内に

選手は国家を背負わされる形になってるのは

望ましい姿じゃない。


国威発揚にスポーツを取り上げ

オリンピックを利用するのは

ナチスのベルリン大会を最後にしてもらいたい。


自国の選手が活躍するのは嬉しいが

参加することに意義がある

の原点に立ち戻り

純粋に頑張る選手全員を応援する姿勢に

立ち帰るべきだ。


昨年11月に国連総会で

パリオリンピック休戦決議が

採択され

今年7月15日から9月19日まで

休戦を順守するよう決議された。


しかし ウクライナの現状から

今は そんなのは 兆しすら無い。


戦争も差別も無い

純粋なスポーツの平和の祭典として

オリンピックが 開催さる日が来る事を

心から願う。