コロナ蔓延期のゼロゼロ融資の返済が始まり

本来なら とっくに息絶えていた企業が

返済出来ず バタバタ倒産し出した結果


今年上半期の倒産件数が激増した。


コロナ禍での緊急救済融資は

ゾンビ企業を多く生むと 

当初から批判があった。


結果 未回収金が多く出る羽目に。

健全な資本主義のルールから

外れた方法は

無理と無駄を生じさせるだけだって事を

肝に命じるべきだ。


長いデフレ下でも 倒産件数は多かったが

今度は物価高を理由に上げるメディア。

いい加減な報道に ヘキヘキだ。


食糧自給率が4割に満たないので

輸入に依存する食糧は

円安の直撃を受けていて

家計を圧迫すると同時に

零細な飲食店を多数 閉店に追い込んでる。

その上 個人消費が不振で 

外食も控え気味なのも影響していて


インバウンドで賑わってる一部地域だけが

景気が持ち直し気味なだけだ。


実質賃金が ずうっと下りっぱなしじゃ

消費が上向かないのは 当たり前で


だからこそ

真っ当な賃上げが続くようになるまで

緊急的に

国は消費税 とりわけ円安の直撃を受けてる

食料品に対する消費税を

最低でも 一時凍結した上に


平均所得以下の世帯に

ベーシックインカムを実施して

食料品の値上がりに苦しむ家計負担を

軽減して

消費の上向きを下支えすべきだ。


円安で国は税収増や外貨準備の含み益などで

充分 財政的ゆとりが出てるので

それらを国民に

直接還元すべきだと思う。


何んせ 内需を拡大させない限り

デフレからの脱出は叶わない。


このままでは

賃上げのペースが上がらないまま

再びデフレ不況に戻ってしまう。


今こそ 国が強力なカンフル剤を打つべきで

多額な財政出動を ためらって

デフレ脱却のタイミングを逃しては

ならない。


消費が上向けば

ゾンビ企業の一部にも

息を吹き返す所も出て来るだろう。


内需拡大の歯車を勢いづかせる政策を

矢継ぎ早に実行すべき時に

総裁選で すったもんだ 始めそうな

政権与党自民党に

デフレ脱却のターニングポイントにいるという

緊迫感がまるで感じられない。


この鈍感力には いつもながら

呆れ返ってしまう。


自民党が政権を握る限り

デフレ不況からの脱却は望めない。