予想してた通り

中国製EVに対する関税上乗せ反対を

ドイツ(正確にはドイツ自動車工業会)が

EU委員会に申し入れた。


今や 中国にどっぷり依存してしまってる

ドイツ自動車産業。


もしEUが言う上乗せ関税が実施された場合

中国による報復措置が怖いドイツ。


当初ドイツのショルツ首相は

あまりにも中国依存がヒドイ 

ドイツ経済を危惧して

中国離れを画策して

就任当初 日本にもやって来たりしたが

結局 中国の脅しに屈したカタチで

中国離れを諦めてしまった。


ドイツ企業の海外投資先 ダントツ一位で中国

貿易額でも ダントツ一位は中国。


当初はドイツから中国に進出する企業が

圧倒的多数だったが

今や 中国企業のドイツ進出が目立ち

ドイツ企業が次々と中国企業に買収され

それによって

ドイツの高度な技術が中国に流出したり

基幹産業が中国企業に支配されるなどして


ドイツ国内では中国脅威論が

取り沙汰され始めた。


圧倒的な資金力にモノを言わせて

特に先端技術を持つ企業を買い漁られて

さすがのドイツ国民も

慌てたが

こと 既に遅きに失した感じ。


ドイツは経済的に中国の囲いから

抜け出せない程

どっぷり首まで 浸かってしまっている。


EUの経済政策に逆らってまで

中国援護の立場を取らざるを得ないドイツ。

中国の思う壺だ。


EU加盟国中 最大な経済国であるドイツが

中国に取り込まれて

今後は EUの政策の足枷になるだろう。


アメリカから経済的圧力を受けてる中国

EUからも規制を受ける訳には行かない。

どんな手を使ってでも

EU市場からの締め出しを受けない為に必死だ。


不動産バブル崩壊後

景気低迷から抜け出せない中国。

EVなど新工業製品に活路を見いだそうと

無理な生産で

輸出先で 問題を引き起こしてる。


タイでは

中国EVメーカーBYDが工場完成を記念して

大幅値引きキャンペーンを実施

これ迄にBYDを購入した客から

不満が噴出してる。


数年経過したら

もっと切実な悲鳴が上がる事だろう。


現状のEVは 従来のガソリン車などと比較して

性能的に かなり見劣りしてるので

こんな筈じゃ無かった と途方に暮れるだろう。


EUとしても

巨大市場中国とは あまり事を荒立て

たくないのが本音


アメリカと比べたら かなり及び腰の

上乗せ関税を見ても分かる。


それと言うのも

レアアースなどで EUの多くの国が

中国依存してるからだ。


ここに至って

EU諸国も 付き合ってはいけない国と

商売してた事に気付かされた事だろう。


グローバル経済と言えども

取引する相手は選ばなきゃ

自ら首を絞める事に

痛い目に遭うってことだ。