EUがやっと中国製EVへの追加関税を決めた。

38.1%という 及び腰でだ。


アメリカは

とっくに100%にすると発表済み。


トルコも

中国製自動車に40%の輸入関税か

7000ドル

どちらか高い方を負担させることを

既に決めて発表してる。


中国政府からの ズブズブの補助金付けで

過剰生産される中国のEV。


売れ残り あちこちで

野ざらしになって 溢れるかえるEVがあろうと


とにかく生産しまくって

みんなGDPにカウントする中国。

過剰生産なんか

中国共産党にとって

知ったこっちゃ無い。


しかし

中国製EVの過剰生産は

中国国内製にとどまらない。


メキシコ ハンガリー タイなど

世界中で中国メーカーは

EV製造工場の建設を進めていて


最早 中国産だけに追加関税を掛けても

効果が無くなる。


EV以外にも

鉄鋼 太陽光発電パネル

リチウムイオン電池も

過剰生産のやり玉に上がってる。


市場秩序の妨げになるという

中国による過剰生産問題。


ドイツは自動車の全製造台数の4割を

今や 中国で作ってる。


VW(フォルクスワーゲン)は半分が

中国製だという。

メルセデス

BMW

アウディ

今や みんな中国で作っていて

中国国内向けだけじゃなくて

高級車以外は 一部輸出もされてる。


知らないうちに 皆んな

中国製のVWやBMWに乗ってる訳だ。


EUの追加関税決定が遅くなったのも

その追加関税率が低かったのも

ドイツが抵抗したからだ と思われる。

中国国内産のドイツ車を

EUに輸出する際にも

追加関税が掛かって来るからだ。


ドイツの自動車メーカーは

メルケル時代

多額の投資を中国に行い

(ドイツの中国への投資総額の80%が

自動車メーカー)


もう おいそれと足を抜けない程

どっぷり深みにハマってしまっている。


更に

ドイツ車の部品は

その原料関係の75%を

中国に依存してるというから

今やドイツ車は中国車と言っても

いいかも知れない。


今は 規制が厳しくなるアメリカや

ヨーロッパじゃなくて

アジアや南米中心に

中国のEVメーカーは

輸出攻勢を強めて行くと思われる。


既に タイでは

日本車の牙城を中国製EVが

崩し始めてる様子。


充電インフラや

一充電の走行距離

バッテリー劣化による交換費用のバカ高さ

重い車重によるタイヤ劣化の早さ

水への弱点などなど


EV性能の低さは

まだまだ開発途上にある感が否めないが

中国製の低価格に惹かれて

アジアでも 一定程度

中国製EVはシェアを獲得するだろう。


家電に続き

半導体 そして自動車も

日本の主要工業製品で無くなる日が

もう直ぐだと思われる。