通りの名 坂道の名 町の名 山の別名など

富士見 あるいは富士 とつく名称は

やたら多い。

日本中 富士見だらけだ。


景観条例がある国立市で 

法律的にはクリアして

折角完成させたマンションを

事業主が解体を決めたと言う。


確かに写真を見る限り

富士見通りと言う通りの先

遠くに ちょうど くっきり富士山が

真正面に見える。


このマンションは

その富士山を半分に遮って建っていて

何とも 痛々しい光景に

なってしまってる。


住民の景観重視のパワーに

積水ハウスは折れたカタチ

損失は100億円近いと予想される。


市当局 市長 住民説明など

何度も繰り返して 合意の上

法律的に何の問題もなく

建築に着手したのに 何故?


何の為の法律なのか?

法律より景観は上なのか?


今回の完成マンションの取り壊しは

影響が 一企業に留まらない問題を

提示してると思う。


今後 デベロッパーは

住民の景観パワーに ビクつく事に

なるかも知れない。


特に

日本人が大好きな 富士 サクラ には

要注意だろう。


自治体によっては

独自に景観条例を設けて

景観維持に努めてる地域もあるが

まだ ごく少数だ。


最高裁は

景観の利益は認めてるが

景観権までは認めていない。


違法性や公序良俗に反しない限り

建築物は景観を享受する利益を上まる

というのが

最高裁の判決要旨


果たして 法律をクリアしてりゃいいって

言い切ってしまってる所に

違和感がある。


日本国憲法25条では

国民に

健康で文化的な最低限度の生活

をする権利を認めてる。

生存権だ。


昔と違って 今は

景観は生存権の一部として

景観権として保護されるべきだと考える。


地球を破壊する開発から

地球を労わる道を

人類は 歩み始めている。


景観ひとつ大切に守れなくて

地球環境保全は あり得ない。