フランスがウクライナに訓練教官を

数百人規模で送る決定をした様だ。


事実上のNATO加盟国からの

ウクライナ派兵となり

注目される。


バルト三国も同調する動きを見せていて

後方支援とは言え

これ迄 ウクライナ兵を自国に迎え入れて

訓練してたのが

教官をウクライナに乗り込んで

F16や地雷撤去などを

指導訓練するので

訓練効率が上がるとしてる。


元々 フランスのマクロン大統領は

ウクライナへのフランス軍派兵に

積極的で

ロシア軍の攻勢に危機感を抱いている。


しかしアメリカを中心に多くのNATO加盟国は

戦争拡大を恐れて

(これこそプーチンの思惑通り)

派兵には反対してる。


しかし

マクロンは一貫して

ロシア領からミサイル攻撃を

受けてるウクライナ軍が

ロシア軍のミサイル発射元に反撃出来無いのは

おかしい と

真っ当な意見を言い続けてる。


また

イギリスのキャメロン外相も

ウクライナ訪問時

イギリスが供与した武器で

ウクライナには

ロシア領内を攻撃する権利がある 

と発言してる。


ウクライナに供与した兵器による

ロシア領への攻撃も

これ迄 制限されて来たが

やっと一部だが 

アメリカも緩和する見通しになって来た。


勝てない戦い方をウクライナに

強いて来たNATOは

戦力の逐次投入という

一番やってはいけない戦術を

採ってしまった高いツケを

今後 支払う羽目になる。


どちらにせよ

兵員不足と兵器弾薬不足のウクライナ軍に

これ迄のような西側諸国の支援だけじゃ

単独でロシア軍を追い返せない事が

ハッキリして来た。


フランスによる訓練教官として

兵士をウクライナに派兵するのは

NATO軍派兵の手始めの一歩となるだろう。


当初から言って来た通り

早くから西側諸国は全力で

侵攻して来たロシア軍を叩くべきだったのだ。


クリミア半島のロシア軍による掠奪に続いて

今回と…

二度も続けて

プーチンの暴走を見過ごした欧米諸国。


プーチンはそうした西側諸国の弱腰を

見通して

侵略を今後も やめないだろう。


ヒトラーによるヨーロッパ侵略を

かつて 米英仏が止められ無かったのと

全く同じ事が

今再び繰り返されようとしてる という危機感が

バルト三国を除くNATO加盟国に薄いのが

大いに問題なのだ。


戦争には勝ち方っていうのがある。

NATOの見通しの甘さが

戦争を長引かせ 無為に犠牲者を増やし

続ける結果となって

ウクライナを疲弊させてる。


ウクライナ国民が疲弊して

士気が落ち込んでしまったら

西側諸国が いくら支援しようが

ウクライナの勝利は望みようが無い。


そうなってからでは

遅過ぎるのだ。


ヨーロッパは ここに来て

各国こぞって 防衛費を急増させ始めてる。

中でも

ロシアに接するバルト三国

ポーランド チェコ ルーマニアなどは

防衛費を50%以上 前年より増やして

ロシアの脅威に危機感を強めてる。


マクロンは もしトラ をにらんで

ドイツと共同防衛力強化を進めると発言。


NATO加盟国と言えど

相応の負担をしない国を

アメリカは守ったりしない という

トランプの発言もあって

ドイツのシュルツ首相も

マクロンに同調する姿勢を示し出した。


どちらにしても

アメリカの力が相対的に低下傾向にあるのは

間違い無くて

日本も

アメリカ一国頼みの国防を

急ぎ見直す必要がある。


次期戦闘機開発の様に

防衛装備品の国際共同開発を推進すべきで


特に 防空システムはアメリカ以外の

国も加えて共同開発する事で

いざという時に

互いに融通が効いて 現実的に実行性が増す。


マクロン大統領のウクライナへの

訓練教官派遣は

プーチンに対する 警告のつもりだろうが


プーチンは

マクロンが言った事の半分も

実行しない 口先男 なのを

見抜いてる事だろう。


かつてヒトラーが英国首相チェンバレンの

懐柔や脅しに

一切屈しなかった様に


プーチンの暴走を止められないまま

ヨーロッパ各国は

国民生活を犠牲にして

ズルズルと防衛費を増やし続ける という

負のスパイラルに入り込んでしまったかの様に

見えて 仕方がない。