ウクライナ支援予算が やっとアメリカ上院を

通過した。


これで少しはウクライナ軍も息がつける。

しかしウクライナが最も望む防空システムの

支援は

今回も物足りないままの様だ。


制空権が無いウクライナは

ロシアの空爆にやられっ放し。


最近では

ロシア軍機から投下される大量の

滑空爆弾の被害が拡がっていて

安価で大量に投下されるのに

迎撃が困難なので

被害が収まらない。


頼みの??のF 16も早くて秋以降と

聞くたびに 投入が延び延びに


ウクライナ軍の弾薬不足が一向に解決しないのは

冷戦終結後 欧米各国が軍事予算を

削減して来た所為で

軍需産業が縮小傾向にあったからで


ロシア軍のウクライナ侵攻だからと言って

急に増産出来るもんじゃない。


戦争が長引いて

支援に回す欧米各国の備蓄が底をつき始めてる。

だから約束した半分も弾薬が届いてない。


と同時に

各国 支援の資金がかさむのに

頭を悩ませ始めてもいて


そこで 制裁で凍結してるロシアの資産の

扱いが取り沙汰される様に


ぶっちゃけ

使っちまえ と言うアメリカと


利息だけ利用しようとしてるEU


凍結資産自体に手を付けた時の

ロシアの報復を恐れてるEUには

今もロシアからの天然ガスに

依存してる弱みがあるのだ。


EUはウクライナがロシアに勝てるとは

心底から思ってない。

いい加減の所で 手打ちする意図を

始めから抱いていてるから

怖くて ロシアの凍結資産をウクライナ支援に

使えないのだ。


ロシアを完全に撃ちのめして押し返すつもりなら

気にせず凍結資産を使ってしまうだろう。


クリミア半島を併合した際の

EUの対応で学習したプーチン

そんなEUの弱腰を

ハナから見透かした上で

ウクライナ東部に侵攻した。


プーチンの野望の

全てはクリミア半島併合から

始まってるのだ。


EUも一枚岩じゃない。

ハンガリーは露骨にプーチン寄りで

EUのウクライナ支援に 何かと反対して

追加支援予算決議を手間取らせてる。


恐らく凍結資産に手を付けるのにも

反対すると予想される。


ロシアの凍結資産は

世界で3000億ドル(約45兆円)と言われ

その内 アメリカには50億ドル程

あって アメリカは法案も通して

使用に前向きな上

各国に 使用を促してもいる。


当然ロシアは反発してるが

戦争を仕掛けたら

相手国などに資産が没収されるのは常識。


5月にロシア軍の攻勢があると言われてる。

欧米からの追加支援がウクライナ軍の

前線に届く前に

兵士も弾薬も不足してる内に

一気に侵攻を進める気のロシア軍。


兵士も含めて消耗を気にしないロシア軍

特に

5月9日の戦勝記念日に向けて

戦果獲得に必死になってる事だろう。


ウクライナ軍は

恐らく これ迄保持して来た防衛ラインを

あちこちでロシア軍に突破されて

相当後退を余儀無くされるだろう。


欧米からのウクライナ支援は

正念場に 差し掛かってる。


迷わずロシアの凍結資産を使って

ウクライナ支援を強化すべきだ。


ウクライナが負けたあとの世界を

想像してみるといい。

力づくで他国の領土を奪っていい世界

そんな世界では

安心して暮らせないじゃないか。


大国の独裁者の暴走は

必ず止めなければいけない。