大統領を目指す刑事被告人トランプ。

4つの案件で起訴されていても

共和党候補に正式になりそうな勢い。

アメリカ大統領選挙史上 初めてだそうだ。

当然だろう。


確かに判決が出るまでは

無実扱いが徹底してるアメリカらしいと

言えば そうだが。


刑事告訴されたら

出馬を取り止めるのが 普通だろうが

普通じゃないのがトランプ。

それを支持する共和党支持者も

普通じゃない。


もうひとり 普通じゃ無い政治家がいる。


イスラエルのネタニヤフだ。

収賄で刑事起訴されながら

選挙に当選

首相に返り咲いてしまった。

本人も支持者も普通じゃ無い。


どうも 法律を変えて

罪を逃れようとする意図から

首相の地位に固執してるらしい。


トランプとネタニヤフに共通性があって

それは 卑怯者 って事だ。


二人とも 政治権力を握って

自身の刑事裁判を逃れようと画策してる。


こんな見え見えの二人は

ひとりは国政選挙で当選して首相に

もうひとりは

アメリカ大統領選挙の正式候補者に

なろうとしてる。


両国の選挙民は刑事被告人を

国家元首や代表に選ぼうとしてる。

(イスラエルは既に選んでしまった)

それが如何に異常な選択であるかに

両国民が

気づいていないから 不思議だ。


麻痺してるでは片付けられない

民主主義の危機だと思う。


完全比例代表制の選挙制度のイスラエル。

完全比例代表制は

死に票がほとんど発生しない極めて民主的な

選挙制度に 一見見えるが。


極めて過激な左翼や右翼も

少数であっても 議席を獲得し易くて

多数の政党の乱立に なり易い。


結果 過半数を超える政党が生まれ難くて

少数政党の連立となって

現状のネタニヤフ政権の様に

過激な少数政党に気をつかう

不安定な政権になり易い。


かと言って

一人区の小選挙区制だと

死に票が多く発生して

少数意見が無視される。


更に

有力政党に議席が集約し易いので

政権は安定的になるが

一方で

変化が少なくて

政治が硬直的になりがち。


完璧な選挙制度は無いが

ただし

多数派や権力を握った者が

簡単に選挙制度を変えれない様にはすべきだ。


世界中で

選挙で選ばれた国家元首が

政敵が立候補出来ない様に

自身に都合がいい様に選挙制度を

変えてるケースが 目立つ。


民主的選挙で

結果的に 独裁者を生んでしまう様子が

多くニュースで報じられる。


世界最大の民主的選挙と言われるインドの総選挙

しかし

モディ首相は対立する野党候補の立候補を

受付ないなど

実態は 言われる程 民主的な選挙ではない。


プーチンと全く同じ手法で

対立候補を排除する極めて卑劣な選挙妨害


こうしたやり方で カタチだけの民主的選挙で

さも 圧倒的な支持を得たかの様に

演じてみせる選挙ショーとなる。


刑事裁判すら選挙キャンペーンに

利用するトランプ。

裁判対策費用がかさんで

選挙資金も回さざるを得ない状況らしいが


前々回の選挙で勝った時も

獲得選挙資金ではヒラリー・クリントンに

負けていたけれど

選挙では勝ったので

今回も余裕なのだろう。


11月

刑事被告人がアメリカ大統領になるのを

目の当たりにするのだろうか?