NATOがトランプ再選に向けて動き出してる。


トランプは事あるごとに

相応のカネを負担しない国を

守る事はしない と言い放ってる。

要は NATOにタダ乗りしてる加盟国が

あると非難してるのだ。


これ迄 ロシアを恐れてNATOは

直接ウクライナを支援して来なかった。


トランプ後を見据えて

NATOの事務総長は1,000億ユーロの

ウクライナ支援基金の設立を提言した。


ハンガリーやベルギーから反対意見が出て

EUとして個別に各国 これ迄多額の支援を

して来ていて

また更に支援が増えるのは

勘弁してよって言うのが

加盟国の本音だろう。


NATOの事務総長は

トランプがアメリカ大統領に再選された後

アメリカからのウクライナ支援が

ストップする可能性を考えて

ヨーロッパでウクライナを支える体制を

作ろうという意図なのだ。


なおかつ

ウクライナ支援から離脱する国が出ない様に

更にNATOヨーロッパ諸国の

結束を強めるのも目的だろう。


しかしハンガリーのような親プーチン派もいて

NATOは一枚岩じゃない。


基金も簡単には行かないと思われる。


そして これ迄ウクライナ任せにしていた

供与される武器のコントロールを

NATOが仕切る仕組みを作ると表明。

これはNATOが一歩ウクライナ支援に

踏み込む事を意味する。


ウクライナ支援に

NATOが裏方としてではあるが積極的に

関わる訳だ。


このNATOの動きに

ロシアは敏感に反応してる。


以前から言ってる通り

各国バラバラな支援内容をNATOが仕切ることで

タイミングや統一性が向上して

ウクライナ支援の効率化が期待出来る。


プーチンを止めないと

ヨーロッパの平和は望めない

この一点で アメリカを除くヨーロッパ加盟国が

結束出来るかどうか?


一方で そのNATOの結束が

更にロシアを刺激する可能性もある。


ロシアとの戦争を避けつつ

このジレンマを抱えながら

ヨーロッパの平和維持に向けて

腐心を続けるNATO。


しかしウクライナ一国で

ロシアの侵攻を食い止めるのが困難な事が

ハッキリした今

前から言ってる通り

NATOが直接ウクライナ支援に入らない限り

ロシアを押し戻すのは不可能なのが現実。


プーチンによる核の脅しに屈したまま

ウクライナを見殺しにするのか?


ウクライナの敗北は

ウクライナ一国の敗北じゃないって事を

いつまで

NATOは 見て見ないフリを決め込んで

居られるか?


様相は益々

第二次世界大戦前夜に似て来てる。


違うのは

ヒトラーと最後まで戦争回避交渉を

していたイギリスのチェバレン首相に

相当する交渉人が

今回は見当たらないって事。


誰も責任を取りたく無いのだ。


他方 プーチンの暴走のお陰で

軍需産業はウハウハ

世界の兵器メーカーは

イラク戦争後 大きな戦争が無かったので

やっと今 ひと息ついてるところ。


ウクライナで どんどんこのまま

消費して行って 

好景気が続いてくれるのを

神に祈ってる事だろう。


軍需産業だけが儲かるという

歪な世界で 人は幸せにはなれない。


狂人の暴走を止めるスベは

一つしかない。

排除する事だ。


暗殺計画が進行しないのは

儲けてる軍需産業が

結果的にせよ 戦争を長引かせる政策を

押す政治家に多額の献金をしてるからだ。


本気で戦争を止める気があるなら

アメリカもイギリスも

実行可能な謀略組織を持ってる。


表向き戦争に反対しながら

裏では

戦闘が長引くのを望む兵器メーカーに

踊らされてる政治家たち。


いつの世も 悲しいかな

戦争は最大の経済活動である事に

変わりは無い。