長年の占領下

イスラエルによる残虐な占領政策に

パレスチナ人が抵抗するのは当然だ。


入植と称して パレスチナ人の土地を一方的に

奪い続けるイスラエル。


そのユダヤ人入植者たちから

一方的な暴力的襲撃の被害を被り続けるパレスチナ人。


理由も告げられず 裁判もないまま

イスラエル軍によって身柄拘束 

そのまま刑務所に収監されるパレスチナ人。


その数

昨年10月のハマスの越境攻撃以降だけでも

6千人を超えるという。


こんな危機的人道状況が

70年以上 ずうっと続いてるパレスチナ。


国際社会は 国連で非難決議を繰り返すだけで

アメリカの仲裁によるオスロ合意以外

実効的手段を講じる事なく

イスラエルの暴力的占領を許して来た。


今のパレスチナ人は

天井の無い監獄 と呼ばれるパレスチナで

生まれ 育った 自由を知らない人々が

ほとんど。


1993年のオスロ合意を一方的に守らずに

入植地拡大を進めるイスラエルに

パレスチナ人穏健派は絶望した。

話し合いでは解決が望めないのを悟り

パレスチナの武力解放に傾倒して行った。


そんな中でハマスは

イスラエルに攻撃を仕掛ける

武力抵抗組織に変貌して行った。


パレスチナ人穏健派を駆逐して

暴力の連鎖を自ら選んだイスラエル。


パレスチナ全土がユダヤ人のものだと主張する

シオニスト強硬派に引きずられるイスラエルの

世論


それが好戦派シオニストの思う壺だという事を

いまだに イスラエル国民は気づいてない。


平和的共存を望み ガザ攻撃に反対する

ごく僅かなイスラエルの良識派が

シオニスト強硬派から

激しく罵倒される現代イスラエル社会。


この殺し合いの連鎖を止めるには

もう 外部の力に頼るしか無いと思う。


国連軍を

それがダメなら有志国軍を組織して介入

戦闘を停止させ

双方の武装解除(これが肝心)を行う。


パレスチナの地から武器を一掃

国連軍あるいは有志国軍が

周囲とパレスチナ イスラエルの国境を

警備する。


占領地からのイスラエル軍の完全撤退と

入植地をパレスチナ人に返還させる。


1948年イスラエル建国時点の領土に

双方共に戻って

パレスチナの独立国家とイスラエルの

2国家共存で 双方に妥協させる。


相当ハードルが高い解決策だが

先ず殺し合いをやめさせるには

徹底的な武装解除しかない。


核武装までしてるイスラエルが

武装解除に応じるのは 夢物語に見えるかも

知れないが

相互不信で互いに信頼感が無い者同士の

殺し合いを止めるには

それしか無い。

何せ 武器を持たせりゃ

殺し合う人たちだから。


互いにに相手を抹殺するか

追出す事しか考えない間は

殺し合いは止まらない。

痛み分けで 手打ちをするしか無いだろう。


双方共に大多数の人々は平和を望んでるのに

それが実現出来ないのは

互いに歩み寄る気が無いからで


だから 外部の力に頼らざるを得ない。


宗教や人種 過去の歴史じゃなくて

それ以前の 人間存在の原点に立ち帰って

獣とは違うって事を

思い出す努力から 始めるしかない。