大震災に見舞われた時いつも思う。
水道がズタズタで
命の水が いきなり無くなって
トイレも流せず 給水車に長い行列を作る。
昔は 其処彼処に井戸がまだ残っていた。
上下水道の整備が進んで
田舎の過疎地にも水道が完備
それが いざ災害に見舞われると
僅か数軒の過疎部落への水道も復旧を
迫られる。
現在 大都市を除いて
地方公共団体の水道事業は財政赤字に苦しんでるところが多い。
少子高齢化による水需要の低下
老朽化水道管の入れ替えと
求められる耐震化
今後地球温暖化で水資源の枯渇も予想されるなど
水道事業の将来は厳しい。
使用者負担が原則の水道事業
財政が厳しい水道局では 一部民営化したりしてるが 抜本的解決策となってない。
耐震化の費用を水道料金に
なかなか転嫁出来ない地方自治体任せでは
水道設備の耐震化は いつまで経っても進まない。
よって 国が関与するしかないが
その際 過疎地は切り捨てるのも
やむを得なくなるだろう。
その対策として
井戸を見直すことだ。
東日本大地震以来
防災井戸が広域避難所で整備されて来てるが
まだまだ少ない。
震災対策として
一定住民数ごとに 地域内に井戸を整備して
大地震による水道管破損に備えるべきだ。
地下水の汲み上げ過ぎで
かつて地盤沈下したせいで
地下水利用が減って 場所によっては
それで地盤の液状化現象が酷くなってる
との専門家の指摘もある。
地盤の液状化の恐れが高い地域では
積極的に井戸水利用することで
液状化の軽減になる効果もあるのでは。
工業用水利用じゃなくて
あくまで震災用 家庭用として井戸を見直し
広域避難所は勿論 各家庭でも
井戸を掘ろう。
その井戸掘り費用に国や県などが
震災対策として補助金を出せばいい。
(広域避難所では井戸掘りだけじゃなく
温泉を掘って〜2000mも掘れば この国は
大概 温泉が出る〜
それで普段は地熱発電をやって
災害時は 水 風呂 非常用電源として
使えるように備えればいい。)
今は井戸水による家庭用冷房装置もあって
夏場の節電にもなる。
いざ地震が起きると
それ迄の全ての井戸が使えるとは限らないので
ある程度数多く 普段使わなくても
いざという時 飲料水以外で使えるだけでも
大いに助かる。
普段 水道をひねると どこでも飲める水が
出るのは
世界的見れば もう珍しい国になってしまってる。
水道局に感謝
豊かな水に感謝
そして災害に備えて 非常時の命の水確保に
個人個人で もっと関わるべきだ。
ちなみに我が家は比較的新興住宅地にあって
周りを見回しても 井戸はまるで見かけない。
近くの広域避難所にあるだけ。
これは まずい事に。