死刑確定から30年以上 あり得ない

再た冤罪が一つ解消されそうだ。

まだ最終決定じゃないが いわゆる袴田事件が再審になりそうだ。 東京高裁が再審決定を下し

検察提示の証拠に捏造の疑いありとした。

《疑わしくは罰せず》 刑事裁判の基本だ。

しかし これ迄の数多くの冤罪再審同様 あまりに長過ぎる。

袴田事件は1966年だから 60年近く経ってる。


99%の有罪率という日本の刑事裁判は極めて異常で 世界レベルで非常識だ。


状況証拠だけで有罪になるのが 今でも後を立たず 自白偏重で証拠を軽んじる捜査方法が多数の冤罪を生む温床と言われて久しい。

その傾向は今も変わらないのが大問題だが

長過ぎる裁判も含めて 司法制度改革は一向に進まない。

特に刑事裁判関係は殆ど明治時代から変わってない。 今では難解なカタカナ表記の刑法を

普通の日本語に変える事すら出来てない ましてや改革なんか 手つかずのままだ。


再審制度にしても 再審期間中に本人が亡くなってしまうケースがある位長過ぎるのを

直そうともしない。


未決の段階での長期間の身柄拘束など

非人道的扱いが多過ぎるとして再三国連から勧告を受けてるにも関わらず

全く自公政権は意に介してない。

野党も票にならない刑事裁判の改革に熱が入らない。

非民主的司法制度は日本が野蛮国のままで 民主主義国家から 程遠い状況である事を端的に表してると言える。

これだけ冤罪が多い国は絶対に死刑を廃止すべきだ。

死刑囚や無期懲役囚が何人も再審で

それも数少ない再審で無罪になってるのに

一向に死刑廃止に進まず 司法制度の民主化が国会で議論すらされない。

あまりに低い 日本人の人権意識は絶望的だ。