ヨーロッパではロシア人に対して特別な感情を抱いてる人が多い。

とりわけ 東ヨーロッパやバルト三国ではロシア人を恐れ かつ信用出来ないと言い切る人が多い。

ロシア帝国 ソ連に支配された過酷な時代の記憶が 彼らにそう言わせるのだ。


ロシア国内で放送禁止に追い込まれた独立系のテレビ局メディアが ロシア国外から再びロシア人に事実を伝える放送をしたりしてる。


しかしロシア国内の世論を変える効果は 今のところ上がってない。

それどころか 避難先の西ヨーロッパで反ロシア人の洗礼を受けて

活動が困難になってる放送局が続出してる様だ。


彼らは反プーチンでロシアに居られなくなってロシア外で放送を続けようとして試みたところ

ヨーロッパにおける 特に東ヨーロッパやバルト三国のロシア人に対する恐怖心や警戒心の洗礼に見舞われてるのだ。

ロシア人によるヨーロッパ史における原罪が

避難したロシア人たちの頭に無かったことで

避難先で予想外の反発を受けてる。

支配した側は忘れていても 侵略支配された側は忘れてないのだ。


その後 たとえ条約や賠償で国と国の和解がなされたとしても 世代が変わっても過去の過ちを反省謝罪し続けるのが人としてあるべき態度だ。

そうでなければ信頼を回復出来ないだろう。


ソ連邦崩壊後 民主化を進める中で その努力をして来なかったツケを

今 国外に避難したロシア人が払わせられてるのだ。

それは民主主義が未成熟な国では ありがちで 被害国の痛みをスルーしたまま民主主義教育がおざなりにされた結果が招いた悲劇だ。

そう全く同じ事が この日本にも当てはまる。

先ずは現代史をきちっと教育する。

原罪から目を逸らさず 人として取るべき姿勢を国民ひとりひとりが受け止める事だ。


原罪は重い。 それだけに世代を越えて 背負い続けてこそ 国民の政治レベルが向上すると信じる。