ラトビアの外相が たとえ停戦してもロシアは約束を守ったりしない と身も蓋も無い発言をしていた。

長く旧ソ連に支配された経験からの発言だから

重みがある。

確かに第二次世界大戦中も日ソ不可侵条約を交わしておきながら 突然日本軍に襲いかかって来た過去の経緯を日本人は忘れてはならない。

ロシア人は信用ならない。

ラトビアの外相は それが今も変わらないと言ってるのだ。


 近頃バルト3国では軍隊入隊希望者が増えてるそうだ。 ポーランドでは14〜15歳の若者全員に向けた小銃の取り扱い訓練を始めた。

彼らにとって ロシアのウクライナ侵攻は他人事じゃないのだ。

自分たちに危機が迫ってると受け止め行動を開始してる。

ミサイルを散々自国近くにぶっ放されても

他人事の どこかの国とは大違いだ。


旧東欧諸国やバルト3国は彼等自身何度も旧ソ連の戦車に自国領を蹂躙された暗い歴史がある。

しかし今では それを実体験した人も各国少なくなってる。

しかし正しく近現代史を教えてる国では

経験してなくても ウクライナへのロシア軍侵攻を若者たちは《自国の危機》と受け止めるのだ。


 だらだらと江戸時代など中世ばかりに時間を割いて 短い3学期で近代をちょっと 現代史は時間切れでやらない という日本の歴史教育。

今に直結する近現代史に重点的に時間を使い

現代の諸問題の理解に役立たせるべきなのに

日本の歴史教育は 自民党政府は そうやって長らく国民を政治オンチで居続ける様仕向けて来た。

その結果が国民の国防意識の低さ ひいては政治家の国防オンチを招いてる。


自衛隊 誰が見ても軍隊だ。

国防には必要だ。 憲法が他国の侵攻を防いでくれる訳じゃない。

きっちり憲法に自衛隊を国防軍と規定すべきで

その上でシビリアンコントロールの法整備の具体化を進めるべき。

と同時に 実戦的かつ詳細な交戦規定を急ぎ策定すべきだ。

交戦規定の無い軍隊は 事が起きたら全く実戦では機能しない。


例えば いちいち自衛隊員が上陸して来た敵に発砲するのに 国会決議を求める羽目になる。

防衛の為に戦う自衛隊の戦車が民有地に入ったら

家宅侵入罪になってしまう そんな笑い話の様な事態が起こる。

長いこと自衛隊を軍隊と認めないから こんなアホな事態になってしまった。


尖閣諸島に武装した他国の漁民が多数上陸して

島を占拠 自国領宣言するような事態になった場合 今の法整備では やられっ放しで全く迅速に対処出来ない。