H3ロケット初号機打ち上げ失敗。

ジェット旅客機開発断念に続く 三菱重工の失態。 以前三菱グループ 重工 電機 自動車

みんないわく付きの前科者企業と言って そんな企業に日本が宇宙開発を依頼してる危惧を書いた。

それが正に現実となってしまった。


 そもそもジェット旅客機自体 欧米を除いても

カナダ ブラジル 中国などが小型リージョナル機を既に製造してる訳で

三菱重工は そうした国々の技術レベル以下だという現実が明らかになった。

ここでも 最早先進国じゃ無い事が証明された形だ。


もう随分以前だが 大学など研究機関からの海外への いわゆる頭脳流出が問題になったが

企業の定年退職者 特に研究者や技術者の海外流出も同様で 政府も企業も目立った対策を取らなかった。

結果 韓国や中国 シンガポールなどが急速に発展 日本に追いつき追い越して行った。

定年制という訳の分からない制度を廃止しないどころか それを合理化人減らしに使う日本型経営を見直すのが先決で

折角長年培った頭脳や技術をみすみす年齢で切り捨てる日本企業に対して

彼らを正しく評価 高額報酬で積極的にリクルートする海外企業。

勝負は明らかだ。

日本の長期低落傾向は こうして始まった。

第二のソニーも 第二のホンダも生まれない日本の体質。 技術劣化も こうした状況から派生したものと考えられ

三菱重工も どっぷり そうした状況に浸かってしまってのジェット旅客機開発撤退 新型ロケット打ち上げ失敗だと思う。

これも《日本病》の一つだ。


 外国人の就業永住権を人気大学の国際ランキング上位卒業生などを優遇?! 海外から優秀な人材を制度改革で増やそうと政府発表があったばかりだが

円安傾向で経済成長も無い日本に海外から優秀な?!人材が来ると考える方のは 頭がおかしいと思う。

それより優先すべきは 海外の常識は日本の非常識 日本の常識は海外の非常識と呼ばれる様な

いわゆる《日本病》を修正すると同時に

教育(転職再配置教育も含む)・研究に重点投資。

他方先ず 経済を上向き成長に急角度に変える為に先端産業に人 物 カネを集中させ

農水産業を除いて国際競争力の無い産業や企業を淘汰して資源の集中をはかるべきだ。


人口減少で今後ますます教育レベル向上が重要になって来てる。 教育にも集中と効率化が求められてる。

来世紀には人口が今の半分になる日本。

忘れてはならないのは1億人以上が使ったインフラの劣化が 今急速に突きつけられ その対応に

莫大な費用がかかり始めてる事。

もう全てを今まで同様に維持するのは不可能なのは明白。

絶滅市町村 とりわけ人口減少で僅かな住民しか残らない村落に 従来通りのインフラ維持は

残念ながら無理になってる。

人口減少で今後ますます税収が伸び悩み 限りある予算上 効率化が優先されるのは仕方がない。


H 3ロケットの打ち上げ失敗に見る日本の技術劣化。 それは日本病が招いた当然の帰結ととらえるべき。

新技術には失敗はつきもの それが何度も続くのには明白な原因があるからだ。

それを ずうっと見て見ぬフリをして来た日本。

改革には痛みもともなうが 明るい希望が感じられるなら みんな耐え頑張るだろう。

夢と希望を死語にするのは 諦めた時だ。