欧米の石油大手5社が昨年空前の利益を上げていた事が発表された。(イギリスのBPもロシアからの撤退損失を計上したのを除けば 空前の利益を上げてる)

世界中が電気料金を筆頭に物価の高騰に悲鳴を上げてる最中にだ。

This is 資本主義。 容赦なく庶民から搾り取る

搾取の構図が剥き出しに表れたかたち。


更に表に出て来ないが 中東の石油・天然ガス産出国も増産しなくてもウハウハ状態だろう。

ロシアもヨーロッパに売らなくても せっせと中国などに瀬取り(海上で別の船に積み替える制裁のがれ)など 手を変え品を変え 輸出を継続して とうにロシアの貿易額はウクライナ侵攻以前のレベルに戻っているとの事。

とりわけエネルギー資源の取引に関して

ロシアへの西側の制裁は全く効いてないのが分かる。(日本もサハリンから天然ガスを買い続けてる)


中国もインドも戦争のどさくさ?にまぎれて

安くロシア産の石油や天然ガスを手に入れられて

こちらもウハウハだ。

さらに ロシア産のディーゼルオイルを他国で精製されたものと混合加工?して ロシア産で有る事を隠して堂々と市場で流通させてる。

ヨーロッパだけでなくアフリカなどが そうした安い石油製品の販売先で ロシアの外相が足繁くアフリカに通う訳だ。


そんな訳で そうした制裁のがれの方法は

長く経済制裁を受け続けてるイランから 色々伝授?!されて ロシアは戦争継続の為の体制作りに必死になってる。

兵器供給だけでなく そうした事でもイランはロシアの戦争に貢献してる。


 冷戦終結後のグローバル化は たった一人の狂人の行動で あっけなく その弱点を露呈する結果となった。

国際サプライチェーンほど 危うい生産体制が無い事がハッキリして アメリカはレアアースや半導体などを中心に他国依存から自国生産に回帰し

内向きを鮮明にしつつある。


食糧安全保障 経済安全保障に

更に生存に直接関わる《水》資源について。

山奥僻地の源流地域が中国など外国人に多数買い占められ始めてる。

自衛隊基地周辺の土地も外国人に買い占められたり 土地所有をめぐる国防に関して危機意識が低い日本。

今や安全保障は多岐に渡って対処しなければならない時代になってる。

こうした変化は戦争と平和を繰り返す中

国際協調と内向き自国優先

グローバル化とブロック化が繰り返される。


冷戦終結後 資本主義のひとり勝ちになったかに見えたが 権威主義という独裁体制が先進西欧資本主義の牙城を崩さんと挑戦を仕掛ける事態に至る。

派遣争いは とうとうロシアによるウクライナ侵攻という形で表面化。

過去 チベット ウイグルと武力併合して来た中国。

今 虎視眈々と台湾併合のタイミングを測ってる最中だ。

ウクライナ侵攻でロシアが結果的に領土拡大を実現したなら 中国は迷わず台湾に武力侵攻するだろう。

覇権争いが激しかった帝国主義時代の20世紀初頭に逆戻りする直前のムードを呈しつつあるかの様だ。

第三次世界大戦が非現実的と油断してられない

重大な危機に 今瀕してる。