2008年から始めたジェット旅客機開発から三菱重工が正式に撤退を発表した。

開発力も無く まともに試験飛行すら実現出来なかった。 採算性が見込めないという撤退理由なら 6回も納期延期する前に もっと早くにやめる決断が出来なかったのか?

なまじ 国から支援金を受けたりしてた所為で

早くに やーめたって言えなかったのだろう。

国のカネをあてにしたプロジェクトに慣れきっていて 戦車など自衛隊装備品の大受注業者でもある 完全に内向き企業の三菱重工。

ジェット旅客機の様な国際マーケットで競い合うのに慣れてない体質がモロに出たかたちだ。


それに比べ 小型とは言え 独力でビジネスジェット機を開発して 今や5年連続で小型ジェット機販売ナンバーワンのホンダ。

企業としてのレベルの違いがハッキリと見て取れる。

結局親方日の丸で商売して来た企業三菱重工。

かつて通産省から四輪車製造を反対妨害されたにもかかわらず 夢の実現に突っ走ったホンダ。


ホンダスピリットは本田宗一郎自身による哲学そのもので

実は航空機製造も本田宗一郎の夢だった。

ただしジェット機開発は経営の一線を退いてた宗一郎には一切知らされないままだったという ホンダらしい逸話も聞いてる。


ホンダは夢の実現に向けて 諦めない やめない勇気を アメリカ連邦航空局の認証を取得するまで29年余り持ち続けた。

企業の有るべき姿を これほどコントラスト鮮やかに示すケースもないだろう。


リコール隠しで大問題になった三菱自動車

防衛省に過大請求するなど 数々不正を繰り返す三菱電機など 三菱グループ企業は いわば犯罪を繰り返す常習犯でもある。

競争原理が働かない商売ばかりやってる内に

傲慢で隠蔽体質になってしまい 国際マーケットから ズレまくった企業体質に凝り固まってしまった三菱重工。

そんな企業が この国の原発と宇宙開発を担う中心企業なのだから その未来は真っ暗だ と思うのは私だけだろうか?