悪党同志が徒党を組む。 欧米から制裁を受ける国々が集まるサークルが出来つつある。 ロシア、ベラルーシ、北朝鮮、ミァンマー、シリアそしてイラン。 そこに片足を突っ込む中国。 制裁で困っている国の足下につけ込んで、あざとく漁夫の利を得ようと画策する中国。 悪党サークルに加わるのに必要な資格?!が中国は充分なのに、正式に加わろうとしない。 欧米の制裁が怖いからだ。 急速に巨大化した中国経済はその成長が今や急ブレーキがかかってる状態。 そんな中で欧米の制裁対象になる訳には行かない、という理由があるからだ。 台湾問題でアメリカにメンツを潰されても、強行な対抗策に出ず、口だけなのも、そうした事情からだ。 シン悪の枢軸国。 こんな風に世界が二極化しつつある中で、眠れる大国インドの動向が興味深い。 長年安いロシア製兵器に依存して来た関係上、直ぐ無下につながりを断つ訳に行かないインド。 第三極の核になるのか? それとも欧米のサークルに加わるのか? 近々世界一の人口を抱える国家になるインド。 次はインドが世界経済の中心プレーヤーのひとりになると言われてる。更に人口構成に若者が占める割合が高くて、その点でも大きな可能性を秘めてると言える。 その真逆なのが、この国。 少子高齢化で経済も含めて何もかも縮小するしかないこの国の行く末は‥‥未だ覚醒の兆しすら見えない絶望感の真っ只中。 その中に若者たちも入ってるから情け無い。 かつて若者たちは時代の矛盾や不正、不公正に敏感だった。 それが大学紛争の発端で、少なくとも、その元凶である権力に彼等は反抗した。 シン悪の枢軸国に囲まれて、この国の若者たちは今後どう生きていくのか?