今日はひさびさの「あるあるシリーズ」6つ目です!
リセットするたび落ち込む
これは、妊活をしている人なら誰もが共感できると思います。
「リセット」とは生理がくることなのですが、
妊活中であれば、リセット=”妊娠できなかった” ということ。
ちなみに、妊活・不妊治療ブログだから「生理」という言葉を使うことに私自身はあまり抵抗はないのですが、公に出すものだし、出来るだけ濁して書くほうがいいのかな?と思ってしまったので、今回は「リセット」にしました。
私は8年間、不妊治療に取り組んできました。
タイミング法から顕微授精まで、さまざまな方法を試し、何度か着床や妊娠を経験したものの、どれも結果実らず、今に至ります。
毎月何度もクリニックに通い、検査・注射・投薬・採卵・移植を繰り返しました。
毎月毎月、「今回こそは!」と強く願って。
それでも妊娠できず、何度も打ちのめされ・・・。
そして、リセットするたびに、自分の体や運命に対する絶望感や悲しみがこみ上げてきました。
なんというか、
誰が言い出したのか知らないけれど、『リセット』って上手く名付けたもんだなと思わされるんですよね。
「続き」じゃなく、「振り出しに戻る」なんです。私だけが取り残されているような気持ちにもなって。
これまでのことが全て無駄というわけではないけれど(検査結果とか凍結卵とか)、
でもやっぱり、「また最初からやり直し」を突き付けられます。
また一つのチャンスを失った、また一つの希望が奪われたということです。
さらに、ネガティブの連鎖で、「自分は母親になれないのかもしれない」ことに現実味を感じてしまう。
正直、周りの妊娠や出産の話を聞いたり、子どもや赤ちゃんを見るのが辛かったりもしました。
そんな自分が嫌にもなりました。
それでも、子どもが欲しい。だから、あきらめたくない。
その思いに突き動かされて、リセットしてがっかりしても、次の瞬間には次周期のことを考えていた気がします。
ただ、そうやって進んでこれたのは、夫や家族、友達や先生達など、支えてくれる人がいたからだなとつくづく思います。
リセットするたびに落ち込むのは当たり前!だって妊娠したいんだもん。
でも、それを共有できる人と一緒に前に進むしかないですよね。
私はずっと信じていました。いつか、子どもを抱く日が来るのを。
今妊活中のかたにも、落ち込むのは一瞬にして、前に進んでほしい(出産できなかった私が言うのも・・・って感じですが)
思い返してみると、リセットしたとき、気持ちを切り替えるために、美味しい食事やお酒を楽しんでみたり、好きなだけダラけてみたりしていました。
時には、思いっきり落ち込むことも必要と思います。思いっきり泣いたり、思いをぶちまけたりしたら、スッと心がすっきりすることもあります。
夫に言うんです。
「今日だけ。情緒不安定で、泣いたりいらん事言ったりグジグジしたりダラダラするけど、今日だけ許して。で、できれば、”よしよし” してくれたら嬉しい。」って。
アホみたいなことですが、たまにはこういうこともあっていいんでは?って思います。
私は2022年で妊活・不妊治療を終了しましたが、実はその後も新たな、「リセットするたび落ち込む」状態に苦しんでいます。9ヵ月経った今でもです。
皆様には、こんな経験してほしくありません。リセットしない月を迎えられること願っています!